桃李はニッコーの最上階の16階の中華料理レストランである。展望レストランからの眺めは絶景の一言。眼下にはタモン湾の美しいビーチが、左手にはホテル街が、右手には恋人岬が一望できる。ディナー時には水平線に沈むサンセットと、夜へと変わりゆくタモン湾を楽しめる。
なお、完全に夜になってしまうとホテル街の明かりが少し見えるだけになってしまうので、ディナーは少し早めの時間から行くのが良いだろう。
ランチタイムはビュッフェがあり、平日は20ドル、土日は32ドルである。土日の方が高いが、注文できる料理の種類が20種類から60種類と大幅に増加し、オーダーしてサーブしてもらうスタイルになるので楽である。
メニューはエビ蒸しシューマイや点心などの飲茶だけでなく、エビチリ、酢豚、麻婆豆腐、焼きそば、イカの炒め物、チンジャオロース、クラゲの酢の物といった一品物も含まれる。ドリンクやデザートも取り放題である。
料理はどれも満足のいく美味しさである。横浜の中華街などと比べても遜色がない、という口コミが多い。料理長は日本人で、日本人の味覚に合った上品な仕上がりとなっており、子供から年配世代まで食べやすい。特に評判が良いのがエビチリである。
ディナー時は55ドルのコースなどがあるが、単品で色々注文することもできる。こちらも満足度の高い料理が味わえるが、やはりランチの方がお得感がある。
会計にはサービス料10%が加算される。日系ホテルであり、日本式の接客が徹底しているためか、スタッフの対応も素晴らしいという評判が多い。また、スタッフは日本人客に慣れているためか、あまり英語がうまくなくても親切に注文に応じてくれるので好感が持てる。
あまり混むことはないが、確実に素晴らしい景色を眺めつつ食事を楽しむには、窓際の予約は必須だろう。ホテルのフロントでも予約を受け付けてくれる。
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