国際線クルーのおすすめ!トラック諸島(チューク諸島)のダイビング

ダイビング

沈船レックダイビング
ライセンスと経験本数
トレジャーズ
トラックラグーンダイブセンター
ブルーラグーンダイブショップ

「沈船レックダイビング」

沈船レックダイビング トラック諸島を訪れる旅行客の一番の目的は、なんといってもダイビングだろう。それも普通のダイビングでは物足らなくなってトラック諸島を訪れた、といった人も多い。

トラック諸島のダイビングの醍醐味はレックダイビングである。トラック環礁内には大小60以上もの船が沈んでおり、これほどの沈船がダイビングで潜れる深度に集まっているのは世界にも類を見ない。

沈船レックダイビング トラック諸島は第一次世界大戦後に日本の委任統治領になり、それ以降日本海軍の重要拠点として整備されていった。

トラック環礁は航空母艦が全速航行して離発着訓練ができるほどの広さがあり、外洋から環礁への入口が限られているために敵潜水艦の侵入を防ぎやすく、泊地として理想的だったのである。

沈船レックダイビング 昭和19年(1944年)2月17日、18日、日本海軍の拠点の無力化を狙う米軍機が来襲し、環礁内に停泊していた多数の船舶が撃沈された。これらの船舶のほとんどが引き揚げられることなく、現在も海底に眠っている。

沈船は中に入ることもできる。薄暗い船内には配管やハシゴなど、冒険心をくすぐる世界が広がっている。普通のダイビングとは一味違った体験だ。写真は「駆潜艇ススキ」の艦内。

沈船レックダイビング トラック環礁に沈む船で最も有名なのは「富士川丸」であろう。「富士川丸」は映画「タイタニック」の水中シーンの撮影に使われた。ジェームスキャメロン監督も自ら何度も潜ったそうである。

「タイタニック」のエンディングに出てくる沈没船の映像は、この「富士川丸」の廊下が使われた。ソフトコーラルの付着が時間の流れを感じさせ、廊下に差し込む青い光は幻想的な世界を作り出している。

沈船レックダイビング 空襲時には軍艦の多くはパラオ方面に退避していたため、撃沈されたのは輸送船が多い。船倉に進入すると、航空機や戦車、潜水艦の潜望鏡、無線機器、食器など様々なものが遺されているのが見られる。

写真は「山霧丸」に搭載されている三式弾である。口径36cmで、戦艦「霧島」などの対空砲弾であった。

沈船レックダイビング 1日で2、3ダイブする場合、通常はボートに弁当を持ちこんで昼食を取り港には戻らない。ダイビングで使われるボートは、数人のグループで使う小さいものにはトイレがない。そのため、トイレに行きたい場合はウェットスーツを脱いで海で、ということになる。

トラック諸島には3つの主なダイブショップがある。ショップの特徴は下記の各項目を参照。

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「ライセンスと経験本数」

ライセンスと経験本数 トラック環礁には沈船だけではなく、海上に墜落して沈んだ航空機もある。写真は「一式陸上攻撃機」である。

ダイビングを行う際、ダイビング指導団体が発行する技能認定カード(Cカード)の提示を求めるダイブショップが多い。トラック環礁の沈船は、沈船としては比較的浅いところに沈んでいるものが多い。

ライセンスと経験本数 しかし、浅いとは言ってもオープンウォーターダイバーの最大深度18mを超えるところが多い。そのため、40mまで潜れるアドバンスドオープンウォーターダイバーのライセンスを取っておいた方がより楽しめるだろう。

また、天井のある沈船内は緊急浮上ができないため、閉塞空間における訓練を受けたスペシャルティーダイバーやテクニカルダイバー(団体により名称が異なる)の講習を受けていることが望ましい。深度の深いところや船内の奥深くに入るには、それなりのダイビング経験本数がいる。

ライセンスと経験本数 また、経験本数が多くても、閉塞空間ではプレッシャーから息苦しさを感じることもある。無理は禁物である。ガイドに保有ライセンスや経験本数を事前に伝えておけば、レベルにあった場所に連れて行ってくれるだろう。

浅いところにも「平安丸」など船内への入口の広い大型船もあるので、初心者から楽しめる場所はある。写真は水深5mに沈む「零戦」であり、ここはシュノーケルでも潜れる。コックピットを下にしてひっくり返った姿勢で海底に横たわっている。

ライセンスと経験本数 これらのライセンスは法的要件ではないため、ライセンスが無くてもインストラクターがダイバーの技量や引率人数を判断して連れて行ってくれることもある。しかし、事故にあわないよう、慎重にインストラクターの指示や判断に従うべきなのは言うまでもない。

また、トラック諸島でダイビングをする際には、ダイビングパーミット(許可証)の携帯が義務付けられている。30ドルで一年間有効。ダイブショップで用意してくれるので、ダイビング費用と一緒に支払えばよい。

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「トレジャーズ」

トレジャーズ トレジャーズ(TREASURES)はモエン島唯一の日本人経営のダイブショップである。代理店を通さない個人旅行の場合は予約はメールで行うが、全て日本語でできるので心強い。

日本人ダイビング客の申し込みのみを請け負っているそうである。日本人による日本人のためのダイビングショップだけあって、良い意味での日本的な対応が期待できる。

トレジャーズ メールの問い合わせへの返答は迅速かつ丁寧である。また、リクエストには可能な限り対応しようとしてくれる姿勢に好感が持てる。トラック諸島の他のダイビングショップはホテル併設のところが多いが、ここはショップのみの独立系である。宿泊してるホテルまでは車で送迎してくれる。

ボートは2隻保有している。ショップから桟橋までは歩いて1分である。ダイビングには日本人のインストラクターとチューク人のオペレーターがボートに乗り込む。

トレジャーズ 元銀行マンという異色の経歴を持つインストラクターのケイスケさん。ガッチリした体型で頼りがいがある。関西人でユーモアたっぷり。

トラック諸島の海を知り尽くしており、それぞれの沈船の歴史や船内の遺物の詳しい説明が聞ける。水中でもボードを使って日本語で説明、指示してくれるので安心である。

トレジャーズ ダイビングの料金は、1タンクダイブが85ドル、2タンクダイブが130ドル。レンタル器材はフルセット1日が55ドルである。また、人数が少なくても割増料金が加算されないのがありがたい。

過去にはトラック諸島の島内のランドツアーも取り扱っていたそうだが、地権者とのトラブルが多いために現在はやっていないそうである。

「トレジャーズ」の歩き方

トレジャーズ モエン島の西側やや南寄りである。モエン島の中心地からはメイン道路を南へ約3km、車で15分ほどである。
予約は下記のメールアドレスを通して行う。
情報は2012年現在のものである。料金等は下記ホームページで確認のこと。

HP: http://www.treasures-chuuk.com/index.html
住所:P.O.BOX 1133 MOEN CHUUK F.S.M 96942
Tel:+691-330-6006
E-mail:treasures@mail.fm(Chuuk) dive@treasures-chuuk.com(Japan)(両方日本語でOK)

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「トラックラグーンダイブショップ」

トラックラグーンダイブショップ トラックストップホテル付属のダイブショップである。ダイビングの施設はホテルの建物から徒歩30秒ほどである。ボートはダイブショップから海へ50mほど伸びた桟橋に発着する。

ダイブショップには器材の洗い場があり、ロッカーもあるので、濡れた器材やウェットスーツを部屋に持ち帰らなくても良い。

トラックラグーンダイブショップ 保有ボートは3隻で、屋根付きである。レックダイビングスペシャリティやナイトロックスダイビングなどの、PADIのダイブコースも扱っている。

予約はホームページ上の予約フォームからできるが、オンラインで空き状況確認や予約確定ができるものではない。予約フォームで入力した内容をスタッフが確認し、記載したEメールアドレスに返信をしてくる形式となっている。

トラックラグーンダイブショップ ダイビングのみの利用は、2ダイブで99ドル。ナイトダイブも2名以上からで扱っており、60ドルである。最大で1日4ダイブまでできる。器材はフルレンタルで25ドルである。

2ダイブの場合は08:30に出航し、12:30頃に帰着するスケジュールとなっている。

「トラックラグーンダイブショップ」の歩き方

ダイビングトラックラグーン モエン島の西側中央のトラックストップホテル内にある。ショッピングセンターなどのあるモエン島の中心地の南側である。
情報は2012年現在のものである。料金等は下記ホームページで確認のこと。

HP: http://www.dive-truklagoon.com/diving-facilities.html

料金はページ右側の「Click to view Diving Rates」をクリックすると表示される。

住所:P.O.Box 546, Weno, Chuuk FSM 96942
Tel:+691-330-4232
E-mail:info@TrukStopHotel.com

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「ブルーラグーンダイブショップ」

ブルーラグーンダイブショップ ブルーラグーンリゾート付属のダイブショップである。ボートも大小10隻保有しており、トラック諸島で最も大きいダイブショップである。トラック諸島で「ダイビングの父」と呼ばれたキミオ・アイゼック氏によって創設された。

映画「タイタニック」の撮影に使われた富士川丸にはキミオ氏のメモリアルプレートが設置され、店内にはジェームスキャメロンの写真とサインが飾られている。ダイビングのガイドはチューク人である。

ブルーラグーンダイブショップ ブルーラグーンリゾートはチューク人経営であるが、ブルーラグーンリゾート内に拠点を置く日本人の事業者が日本語のホームページを作っている。この事業者はジープ島という無人島に宿泊できるツアーを扱っており、ブルーラグーンリゾートを島までの発着地としている。

この事業者はジープ島からのダイビングだけでなく、ブルーラグーンリゾートからのダイビングも仲介しているようである。

ブルーラグーンダイブショップ ホームページによると料金はインリーフでの1ダイブは100ドル、2ダイブは130ドル、3ダイブ目追加は70ドルである。

ブルーラグーンリゾートのホームページ(英語)に記載されている料金は上記の料金より1〜3割安い。予約などが日本語でやり取りできる代わりに、仲介手数料などが含まれているのではないかと思われる。

「ブルーラグーンダイビングショップ」の歩き方

ブルーラグーンダイブショップ モエン島の南端のブルーラグーンリゾート内にある。
情報は2012年現在のものである。料金等は下記ホームページで確認のこと。

ブルーラグーンリゾートダイブショップHP: http://www.bluelagoondiveresort.com/
blue_lagoon_dive_shop-1.html


料金表はトップページ→「Visual Tour」→「Site Map」→「Blue Lagoon Dive Shop Rate(ページ右下あたり)」から確認できる。

日本人事業者のHP: http://www.jeepisland.info/diving/divingfee.htm

ブルーラグーンリゾートに宿泊する場合は、予約フォームが使えるようである。ダイビングのみの場合は対応していないので、Eメールで申し込むことになる。

住所:P.O.Box 340, Weno, Chuuk FSM 96942
Tel:+691-330-2727
E-mail:BLResort@mail.fm

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