国際線クルーのおすすめ!トラック諸島(チューク諸島)の天気

天気

気候
気温・降水量・ダイビングに適した季節

「気候」

気候 トラック環礁の緯度は北緯7〜8°に位置する。北赤道のこの辺りは「熱帯海洋性気候」に属する。すなわち、一年中高温で年間気温の変化が少ない「熱帯性気候」と、大陸から遠く離れているために海の影響が島全体に及び湿度が高い「海洋性気候」の双方の性格を合わせ持つ。

北緯30°付近には太平洋高気圧帯があり、ここから赤道に向かって貿易風が吹き込む。トラック諸島は北東の安定した貿易風下にあり、12〜3月頃に強まり、5月〜10月頃は弱まり海が穏やかとなる。

気候 赤道を挟んだ南北の地域では、一年を通して太陽熱が強く海水が暖められて高湿度となる。この湿度を多く含んだ空気は、北東の貿易風でトラック諸島周辺に運ばれて一年を通して降水量が多い。

グアムやサイパンなどのマリアナ諸島とトラック諸島の気候を、ミクロネシアでひとくくりにして同じ様に案内しているものを見かけることがある。しかし、マリアナ諸島の緯度は15°前後で、モンスーン気候の影響を大きく受けて雨季、乾季がはっきりしているという点でトラック諸島とは異なる。

気候 台風はトラック環礁より北の北緯10°から15°の海域において発生する。その後は太平洋高気圧帯の縁に沿って北西に進んでいく。そのため、過去に発生した台風はほとんどがトラック諸島の北側を通り、マリアナ方面に向って行く。

台風の平均年間発生数は27個だが、トラック諸島を通過するのは数年に一度といったところ。台風が通過すると強い西風が吹き、海は荒れる。

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「気温・降水量・ダイビングに適した季節」

気温・降水量・ダイビングに適した季節 大陸から遠く離れて海に囲まれたトラック諸島の気温は変動が少ない。通年を通してどの月も最高気温は30℃程度である。また、最低気温もほぼ26℃と昼夜の気温変動も小さい。ちなみに、東京の8月の最高気温は29℃、最低気温は22℃である。

また、トラック諸島の紫外線量は日本と比べてかなり高い。日焼け止めをきちんとしておかないと、露出している部分は数時間でやけど状態になってしまう。

気温・降水量・ダイビングに適した季節 年間降水量は4000〜5000mmで、湿度は年間を通じて高い。世界的には多雨地帯とされる日本列島の平均降水量でも1750mmであり、トラック諸島の降水量の多さが分かるだろう。乾季と雨季ははっきりとしていないが、1月〜3月は比較的降水量が少なく、乾季とされている。

雨の降り方は南国特有のスコールで、強く降り始めたかと思うとピタリとやむことが多い。空が黒くなってきたかと思うと急に降り始め、1時間ほどザッと降り、それまでの雨が嘘のようにカラリと晴れる。

気温・降水量・ダイビングに適した季節 水温は年間を通じて28〜30℃で安定しており、通年でダイビングが楽しめる。ウェットスーツは3mmのフルスーツでよい。

リーフ内のポイントは年間を通して楽しめる。しかし、12〜4月までは貿易風が強まって波が高くなるため、アウトリーフなどの遠隔地のダイビングに制限がでることがある。

気温・降水量・ダイビングに適した季節 トラック諸島の天気予報は MSNのページで調べることができる。しかし、ミクロネシアには天候データの観測拠点が少ないため、予報の精度には限界があると思われる。また、短時間強く降る局地的なスコールを予報することは、現在の予報技術ではほぼ不可能である。

電話番号+691-330-4349で英語で録音された天気予報を聞くことができる。ここでは気温と潮と風の状況を24時間レポートしている。

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