モンサンミッシェルの名物といえばオムレツであり、ツアーの食事では必ずといっていいほどにオムレツのメニューがある。これはかつて遠方のキリストの巡礼者たちが危険な長旅を終えてモンサンミッシェルに辿り着いた時、安価で栄養があり、かつボリュームがあるものを提供したいという思いがそのはじまりである。
19世紀後半にこの地で宿を営んでいたマダム・プラールというおばさんが考えた料理であり、モンサンミッシェルの名物料理として多くのお店で提供されている。
モンサンミッシェルのオムレツの特徴は普通のオムレツのように単に卵をといて焼くのではなく、 ボールでリズミカルにたっぷり泡立ててから焼くためふわふわのスフレのような仕上りなるのが特徴的である。
プラールおばさんの宿「ラ・メール・プラール」は今でもモンサンミッシェルの入り口で営業しており、厨房がのぞけるようになっており、当時と変わらない製法で伝統の味を守り続けている。名物のオムレツを丁寧に焼いていく様子を見学できるのも旅のよい思い出にもなりそうである。
ここラ・メール・プラールのオムレツは単品では注文できずコース料理の中に含まれている。味付けはバターでシンプルなものであるが、お皿にはみ出しそうなくらいの巨大なオムレツはふわふわした食感でお腹をしっかりと満たしてくれる。
またコースの料金は観光地ということもあり割高ではあるが、店内のクラシカルな雰囲気は往時の時代をしのばせているのもまた魅力的である。
もう少し安価な値段でオムレツを楽しみたい方には、他のお店で単品で注文するのもおすすめである。島内にあるレ・テラス・プラールではリーズナブルな価格でオムレツを食べられ、単品でも注文でき付け合わせにフライドポテトもついてくる。
また対岸にあるラ・ベルジュリーではコースの前菜がオムレツとなっているので、他の料理もしっかり食べられ、リーズナブルな価格で食べられるのでこちらもおすすめである。
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