スペインの観光スポット 国際線クルーのおすすめ!スペイン旅行

スペインの観光スポット

「ピラトの家(Casa de Pilatos)」

スペインの観光スポット ピラトの家は、15世紀にアンダルシア総督であったペドロ・エンリケスによって着工され、その息子、初代タリファ公爵の時代に完成した建物である。この建物にはムデハル様式をはじめ、ルネッサンス様式、ゴシック様式など、様々な様式の組み合わせによって構成されている贅沢な造りがその特色にあげられる。

セビリアの中心部にあるカテドラルからは歩いてアクセスすることもできるが、道が入り組んでいて複雑なためタクシーでのアクセスがおすすめであり、中心部から約5ユーロでアクセスができる。

スペインの観光スポット イスラムの建築にルネッサンス様式や様々な様式が混在しているピラトの家は、床や、壁、天井などあらゆる部分において、その繊細でエレガントな装飾が施されている。そして不思議と調和が保たれているのも、それぞれの様式が格式高いものであるからといえる。

ピラトの家の内部の見学と中庭のパティオのみの見学とによってチケットの料金が異なる。1階の中庭のみの場合は6ユーロで、上の内部の見学も含めると8ユーロである。ガイドによるツアーはスペイン語と英語に対応しているが、音声ガイドは日本語の選択も可能である。

スペインの観光スポット ピラトはゴルゴタの丘でキリストを十字架にかけたローマ総督であり、スペインの熱心なキリスト教国で、このような忌まわしい人物の名前を家のつけたのかいささか不思議な点がある。

これはタリファ公爵は熱心なキリスト教徒で、エルサレムに滞在していたため、タリファ公爵の屋敷を見て、エルサレムにあるピラト総督の家を模して建てたのだろうと噂をされたことからこの名称がつけられたといわれている。

スペインの観光スポット ピラトの家はセビリアではアルカサルに次ぐ規模を誇っているものの、アルカサルの方がメジャーなセビリアの観光地として知られている。

これはピラトの家の方が修復されている箇所が多く、現在はMedinaceli Foundationという財団によって運営されその修復作業が進められている。

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