スペインの観光スポット 国際線クルーのおすすめ!スペイン旅行

スペインの観光スポット

「スペインの歴史ダイジェスト」


スペインの観光スポット 現在のスペインが位置するイベリア半島は、古代は共和政ローマ(現在のイタリア)とカルタゴ(現在の北アフリカ)との地中海を挟んだ二大勢力の間に挟まれていた。この二大勢力がポエニ戦争において覇権をかけて争うなか、イベリア半島は紀元前205年にローマ軍の手に落ちた。

その後、イベリア半島はローマ帝国が崩壊するまで約500年に渡ってローマ帝国の属州となったが、この時期にセゴビアに建設されたのが全長800m以上にも及ぶ「セゴビアの水道橋」である。


スペインの観光スポット 711年にイスラム勢力のウマイヤ朝がジブラルタル海峡を渡り、キリスト教勢力の西ゴート国を滅ぼすと、イベリア半島は15世紀までイスラムの支配下に置かれた。グラナダの「アルハンブラ宮殿」、セビリアの「ヒラルダの塔」などは、イスラム文化の歴史的建築物である。

キリスト教勢力がレコンキスタ(国土回復運動)によってイベリア半島を奪回したあとも、イスラム文化は根強く残った。セビリアのアルカサルはキリスト教とイスラム教が融合したムデハル様式の建築物である。


スペインの観光スポット 1492年にコロンブスがアメリカ大陸を「発見」したのをきっかけに、スペインに大量の金・銀がもたらされ、スペインは黄金時代を築いていく。このとき貿易港として栄えたのがセビリアだ。セビリアのインディアス古文書館にはコロンブスの直筆の手紙が残されている。また、セビリアの大聖堂カテドラルにはコロンブスの墓がある。

マドリードは16世紀に首都となると、スペイン最大の都市として発展し、華麗な建造物が次々と建てられていく。マドリード王宮は、歴代のスペイン王が住まいとした壮大な白亜の宮殿だ。


スペインの観光スポット しかし、1588年に起きたアマルダ海戦でスペイン無敵艦隊がイギリス海軍に敗れたことをきっかけに、スペインは徐々に領地を失い、没落の一途をたどった。その後も王位継承問題や、スペインの内戦などの様々な混乱の時代を経て、現代に至っている。

マドリードのプラド美術館などに展示されているエルグレコ、ベラスケス、ゴヤなどは、王家の歴史とその崩壊を予感させる絵画を描いた。またソフィア王妃芸術センターにあるピカソの「ゲルニカ」は、スペイン内戦中に空爆を受けた町ゲルニカを描いた作品として有名である。

クルーのおすすめ旅行TOP」>>「スペイン旅行編TOP」>>「スペインの観光スポット」へ戻る

Copyright(C)Eternal Saul