質疑応答では、自分のスピーチの内容か、あるいはトピック自体に関連する内容が面接委員から質問される。
このセクションは、何が質問されるかあらかじめ予想しておくことは、ほぼ不可能だ。
よって、事前に質問内容を想定して答えを準備しておこうとすると、ニュース等から広範囲に渡るネタ集めが必要となるため、現実的ではない。
スピーキング力自体を向上させて、その場で臨機応変に質疑応答を行う、というのは正攻法ではある。
しかし、漠然とスピーキング力を上げようとしても、せいぜい1ヶ月程度ではすぐに喋れるようにはならない、という事実は、英検1級の1次試験に受かるまで勉強してきた受験生なら実感があるところだろう。
かといって、スピーチだけを練習してインタラクション(質疑応答)部分はぶっつけ本番、では無策すぎる。
なんといっても、インタラクションにはスピーチと同じ30点という大きい配点が割り当てられているのだ。
スピーキング力の向上に地道に取り組み、何を聞かれてもアイデアがすぐに出せるように広範囲からネタ集めをしておけば、2次試験には合格する。
しかし、それらの時間がかかる取り組みを行う前に、最短距離で合格するためには、まず優先順位の高いものに限られた労力と時間を投入しなくてはならない。
スピーチよりもインタラクションの方が臨機応変さが求められるのは確かだが、あくまで形式の決まっている「試験」の一部であり、そこには必ず「対策」というものがある。
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