各参考書、各サイトで紹介されている勉強法は、以下のものが代表例である。
@スピーチを何本か用意して暗記しておき、面接当日トピックカードを見て準備したものに最も近いものを選んで暗唱する。
Aテレビのニュースや時事問題を扱った書籍から出題されそうなネタをピックアップする。
これらの方法は確実に一歩ずつレベルアップできる効果がある一方で、準備にかなりの時間がかかる。
@については、面接当日出題される5つのトピックの中から、そのまま暗唱しても当たらずとも遠からずのものを備えておくためには、少なくとも20本は用意する必要があるだろう。
1本あたり2分とすれば、合計40分間分のスピーチを暗記しなくてはならない。
不可能ではないが、かなりの時間がかかることは用意に想像できるだろう。
また、そこまでやっても用意したスピーチ群の中に、出題トピックそのものがあることはまず無いので、多少トピックからずれたスピーチになってしまうことは避けられない。
Aの方法は、スピーチで出すネタの訓練としては悪くないのだが、これも効率が良い方法とは言えない。
頭の中に明確な「言いたいこと」が思い浮かんでる方が、英語でも話しやすい。
アイデアが思い浮かんでないのにしゃべれ、と言われてもしゃべれないのは、日本語でも同じである。
よって、ニュースなどをたくさん見ておくことによって、アイデアを思い付き易くするという理屈は確かに一理ある。
しかしながら、忘れてはならないのは、英検の面接はあくまでも英語の運用能力の試験である、ということだ。
よって、意見の内容はユニークなものであったり、専門的な知識を披露する必要は全くない。
誰でも思いつきそうなありきたりな意見で十分なのである。
よって、ネタ集めは英語運用能力を十分高めるための時間を費やしたあと、余力があったら取り組む、というのが良いだろう。
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