ロシア街は大連駅から徒歩15分ほどの所にある観光地である。
元々ロシア人が多く住んでいた事からロシア街や旧ロシア街と言われるようになった。ようだが、実際には建築物が多かった訳では無い様だ。ただ、行政区として利用していたという事もあり、歴史的に貴重な建築物が多く大連市もその価値を保存しようと、2009年に古い建物は保存を施したり、景観に合った建物を建築したりした事によって、観光地として人気が出る様になった。
ここロシア街の見どころと言えば、所々にある当時の建物だろう。歴史的にも貴重なその建物をいくつか紹介したいと思う。
初代大連市役所・・1902年にロシアの建築会社によって建てられたその建物は当時の建築様式を知る事が出来る大変重要な建築物となっている。初代大連市役所、満鉄本社、大和ホテルというように利用された経緯も非常に面白いものといえる。ロシア街の一番奥にどっしりと構えたその様子は一見の価値がある建築物である。
ただ、非常に残念な事に一部が朽ち果ててしまっている。とはいえ、当時の様子を知るには十分な建物と言える。
旧日本橋・・現在では勝利橋と呼ばれているこの橋は1907年に架けられた橋であり、旧日本によって統治されていた時には日本橋と呼ばれていた。バロック様式の美しい橋であり、当時は橋の下を満州鉄道が走っていた。今現在でも、鉄道が走っているので100年近く経っても朽ちる事無く機能している橋や鉄道を見ると、当時の大連にタイムスリップしたような錯覚さえ覚える。
ロシア街は歴史的な建築物を見るのがおススメだが、全長200mに及ぶその通りにはお土産屋などもある為、歴史にあまり興味がない観光客はたくさんあるお店で大連の旅の想いでに残るようなお土産物を選ぶのが良いだろう。
ロシア街は比較的治安は悪くないが、路地を少し外れると薄暗く治安もあまり良くない為、暗い時間に行く場合には注意していくのがよいだろう。
大連駅からも遠くないので、脚を伸ばしてみる事を勧める。
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