雑貨のお土産

「マトリョーシカ」

大連観光のお土産として、お茶などが良く好まれるようだが、少し変わったものとしてはロシア製の小物などロシア製品などがある。なぜ中国の大連でロシア製品のお土産？と思ってしまうかもしれないが、それには日本にも関係がある歴史的背景があるからだ。

1900年代初頭の日露戦争後にロシアから満州を譲渡されるまでは、大連はロシアに治められていた。その名残は今では観光地となっている大連のロシア人街に残されており、訪れた事がある人もいるかと思う。

現在はロシア人が住んでいる訳ではないが、当時の古い建物の前では露天商の様に色々なロシア製品が売られている。お土産としては、マトリョーシカが良いのではないだろうか。

言わずとしれたロシアの民芸品で、小さな人形の中に一回り小さな人形があるというものだ。プラスチック製品なども出回っているが基本的には木製の物である。

ロシア人街で売られているマトリョーシカは良く知られている形だけでなく、キノコ型の物や色々な形の物があるので、探してみると面白いかもしれない。形やデザインだけでなく、木の質感や色合いなどによってもまったく表情が異なる。

値段はサイズや店舗によって異なるが、安いもので20元前後からの物もある。その分品質も低く、割れやすくなってしまうので、予算が許すのであれば、しっかりとしたものを購入したい。

観光地という事で少し値段が高めに設定してあるが、値段交渉を行う事もできるため、電卓片手に挑戦してみるのも面白いかもしれない。

大連のお土産としてマトリョーシカを渡せば、十中八九、なぜマトリョーシカと言われるだろうが、上記の大連を巡る歴史を話す事で納得してもらえるだろう。大連における変り種のお土産を探している人はマトリョーシカを検討してみてはいかがだろうか。

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