木柵指南宮は台湾で1890年に建立された、八仙の一人である呂洞賓を主祀とする、台湾道教の総本山である。道教とは、老子が始めたとされる哲学や思想などをもとに、陰陽説、五行説、易学などの様々な思想に影響されながら、現在のようなスタイルになったといわれている。
1890年、呂洞賓に感謝して寄付された土地に木柵指南宮の建設が始まり、 その後1966年に凌霄寶殿が、1984年に大雄寶殿が完成し現在の姿となっている。
また注目すべきは道教だけではなく、仏教、儒教も受け入れ、3つの宗教が1つの廟の中にある、とてもユニークな「三教同尊」寺院であることである。また木柵指南宮は、海抜285mの位置にあり、少しひんやりとした空気が、台湾のパワースポットとしても注目されている。
木柵指南宮は台北市の南方に位置しており、バスでもアクセスが可能であるが、猫空ロープウェイの指南宮駅からも徒歩5分ほどでアクセスができる。ただし休日はロープウェイがとても混雑するので、時間に余裕を持って観光を楽しむようにしたい。
木柵指南宮には「大雄寶殿」、「凌霄寶殿」、「純陽寶殿」などのメジャーな建物のほか、その他にもたくさんの建物があり、それぞれの宗派の豪華絢爛な建物は非常に精巧で、その芸術美を堪能することができる。
特にそれぞれの建物には金色や赤色の派手な色遣いが施され、まさに台湾らしさを感じることができる光景である。また外観だけではなく、内部にもまばゆいほどの金色がたくさん使われており、日本の寺院とは対照的な派手な雰囲気はとても見応えがある。
木柵指南宮は無料で観光を楽しむことができ、高いところにあるからこそ眼下に広がる、台北101をはじめ、台北の美しい壮大な街並みを楽しむことができる。特に純陽寶殿前の階段のテラスは特に見晴らしがよく、天気のよい日にはぜひ足を運びたいスポットである。
またここ木柵指南宮はゆっくり散策すると2時間ほどは必要なので、時間に余裕を持って観光を楽しむようにしたい。また敷地内にはお守りなどを購入できるお土産店や、食事処などもあるので、観光の休憩場所にも最適である。
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