スペインのレストラン

「バル ムトゥ(Bar Mut)」

バルセロナにある高級レストランとして知られているのが、ここグラシア通りの近くにあるバル ムトゥである。他のスペインのレストランと比べると少し割高であるが、本当においしい新鮮な素材だけを使っており、高い評価を受けているレストランである。

メニューは壁に少し紹介がされているだけとなっているため、紙でのメニューの用意はなく、基本的に店員さんが口頭でおすすめのメニューの紹介をしてくれる仕組みとなっている。そのため思わぬ高額な金額となってしまうこともあるので、注文する際にはよく確かめるようにしたい。

レストランの内装は昔ながらも非常にクラシカルな雰囲気が漂っており、スペインのレトロなバーを思わせる雰囲気がある。テーブルの横には大きなワインの樽が置かれていて、とてもムードがある。魚介類のメニューが豊富にあり、中でも人気があるのが「Gambas a la plancha」とよばれるもので、これは海老の鉄板焼きである。

1匹約12ユーロと少し値段は高めであるが、そのプリプリの食感はまさに、日本では味わえないスペイン本場のおいしい海老を味わうことができる。

また「NECORA」とよばれるスペイン食用蟹もレストランのおすすめメニューである。蟹のお腹を二つに割って食べるもので、蟹味噌がたっぷりはいっていて、お酒の最高のおつまみになりそうな一品である。

また日本人にも馴染み深い「Almejas」とよばれるアサリの蒸し焼きもおすすめで、1皿22ユーロである。アサリは日本のものよりも大きくてとても食べ応えがある。食べ終わった後にはそのだしをパンにつけて食べると二度おいしく味わうことができる。

また「Carpaccio de huevos fritos」とよばれる卵のカルパッチョは、揚げたてのポテトが一緒に入っているので、これを卵と混ぜて食べる料理である。子供でも食べやすく1皿14ユーロである。またここレストランのデザートも甘さが控えめでとてもおいしいと評判である。ヨーグルトのアイスとトマト＆バジルのジャム添えは、甘さも丁度良く、トマトとバジルの甘酸っぱいジャムが絶妙にアイスクリームとマッチしている。

全体的に値段は高めであるが、スタッフの対応やサービスなどにも定評がある人気のレストランなので、できるだけ予約をしておくのがおすすめである。

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