海外旅行に良く行かれる人は分かるかもしれないが、外国の人と言うのは日本人に比べてあまり米を食べない。食べたとしても付け合せ程度の様な物で、日本の様に主食というような国は少ない。特にヨーロッパでは顕著だと思う。
そんな文化の中でこのレストランは米料理がウリのレストランである。セッテボルタスという店名であるが、これは7つの扉という意味があり、実際にレストランの外観には7つの扉がある。
店の外観は高級感がある作りになっており、元々はキャバレーとしてオープンした後にレストランとして改装されたという歴史がある。キャバレーのオープンは1800年代であるため、扉や壁などを見てもらえばそれだけの年数が経っている事を感じてもらえると思う。
店内もセピア色が似合う様などこか色あせた感じの壁やインテリアになっているが、それが逆に良い店の雰囲気作りに一役買っている。ただ、決して不衛生という意味ではない。
米料理をウリにしていると説明したが、スペインの米料理と言えば、パエリアだ。ここのパエリアは茶色掛かっているというレベルではなく茶色そのものである。米もパラっとしているのではなく少し水気があり、しっとりしている。
そのしっとりしている米に魚介のダシがしっかりと染み込んでおり、他のレストランのパエリアとは一味違う。このパエリアを目当てに著名人が訪れるというのも頷ける。
パエリアの他にはシーフードの盛り合わせであったり、仔牛のローストなどのメニューもある。日本語メニューがあるので、ウェイターに日本人である旨を伝えれば日本語のメニューが貰えるだろう。
値段は決して安くはないが、一皿一皿のボリュームが多いのでシェアしながら注文すれば、料金を抑えられるだろう。歴史ある店内で食べる伝統のパエリアは一見の価値がある。
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