スペインのレストラン

「ラ カサデル アブエロ La Casa del Abuelo」

数あるバルの中でも人気店の一つを紹介したい。ラ カサデル アブエロはエビ料理を中心としたバルだ。たくさんの旅行雑誌にも載っているため日本人も多く訪れる。

マドリッド市内には何店舗かあり、基本的にはカウンターでの立食スタイルとなっているがNunez de Arce通りの店舗にはテーブル席がある。 店内は比較的小さ目の作りではあるが、閉店間際でも混雑しており、人気の高さが伺える。

エビ専門店とも言えるメニューにはGAMBAS AL PLANCHA(エビの鉄板グリル)やGAMBAS AL PLANCHA(エビのニンニクオイル煮)などが人気である。特にGAMBAS AL AJILLOはここを訪れる人のほとんどが注文するメニューだ。パンをエビとニンニクの旨みが詰まったオイルに浸すと、とても美味だ。

料理の他にもサングリア、グラスワイン、ビールなども豊富に取り揃えてあるが、おすすめの赤ワインがある。それは店名にもなっているオリジナルワインだ。もちろんここでしか飲む事ができないので、是非飲んで頂きたい。

人気店であり、味も申し分無いのだが、値段が他のバルに比べると少し高めの設定となっている。先ほど紹介したエビの料理はそれぞれ９ユーロ前後となっており、量も特段多いという訳では無いので、バル巡りをしてきた人からすれば割高という印象を受けてしまうかもしれない。

逆にスペインで最初に訪れたバルがここならば割高というのは感じずらいので、店を訪れる順番で店の評価が異なるという少々変わったレストランと言えるだろう。

とはいえ、沢山の人が訪れるにはそれなりの訳がある。多くの人はこの店の味や雰囲気が好きという事で訪れているため、多少の値段の高さには目を瞑る位の気持ちの方が楽しめる事と思う。

日本人観光客も多数訪れる事や、最初に訪れるバルとして選ぶ事による割高感の軽減などを考慮すると、バル初心者の方におすすめしたい店と言える。

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