スペインのホテル

「ホテルドニャマリア(Hotel Dona Maria)」

約400部屋の客室を誇る大型のセビリアの4つ星ホテルである。セビリア市内から車で30分ほど離れカテドラル前の広場に面して建つヨーロピアンスタイルの4つ星ホテルである。セリア独特の様式をふんだんに取り入れシックな雰囲気があり、朝はカテドラルの鐘の音が街に響き渡り、スペインの古都セビリアに来たという実感を満喫することができる。

エントランスにはお香が焚かれていることも多く、古都としての雰囲気を一層味わい深いものにしている。またホテルの近くにはバル街やレストランが多数あり、昼夜を問わず食事に困ることはない。

またスペインの伝統的なフラメンコのショーの会場であるロスガリョスもホテルの近くにあり、マエストランサ闘牛場までも徒歩10分でアクセスすることができる。ホテル横の通りにタクシー乗り場もあり、バスターミナルまでもホテルからはタクシーで約8ユーロアクセスができるのでとても立地がよい。

またホテルの屋上からの眺めはとても美しく、ヒラルダの塔とカテドラルがライトアップされている幻想的なスペインの夜景を楽しむことができる。公爵夫人の邸宅を改装したホテルだけあって、とても雰囲気があるスペインのホテルである。

ホテル内はバリアフリーではないため、スーツケースを運んで移動する際には少々不自由を感じることがある。客室は古めかしい印象であるものの、クラシックな家具が配され、それぞれ異なる装飾が施されている。

調度品がとてもかわいらしく女性向きの内装が施されている。客室は全体的に20�u前後とかなり狭いものの、バスルームは広めでありタイル張りになっており水回りは比較的清潔感もある。

また客室からは部屋の角度によってはカテドラルをみることができる。また夏場であれば、屋上のプールを利用することができ、ドリンクを飲みながらカテドラルを眺めることが出来る点においては、まさにスペインでのリゾート気分を味わうことができる。

またプールの掃除も大変行き届いており、とても清潔感がありタオルなどもフロントで借りることができる。

朝食はメニューの内容は充実しているものの、あまり補充がされていなかったりコーヒーや紅茶がぬるくなっていたりとサービス面ではあと一歩な面もある。

また近隣のホテルの客室の声も壁が薄いため聞こえてくることもあり、外の音もホテル内まで響いてくることもしばしばある。

セビリアの街並みはとても道が入り組んでおり、わかりにくいが、カテドラルを目指していれば迷いことなくホテルに帰ることができ、ホテル前までタクシーでもアクセスができる。またサービス面においても、フラメンコのショーなどを予約してくれたり、英語などもほとんどのスタッフが堪能でフレンドリーであり、とても好感が持てる。

立地はとてもよく、スペインらしい雰囲気を味わうには値段相応のホテルであるが、エアコンやドライヤー、ベッドなどは老朽化されている部分も目立つので4つ星よりは少し評価が下がる印象である。

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