スペインのホテル

「トリップアンバサダー(Tryp Madrid Ambassador)」

スペイン広場やオペラスクウェアからほど近くにあるマドリッドの旧市街に位置する４つ星ホテルである。修道院や旧グラナダ・デ・エガ公爵邸を改造して建てられたホテルであるため、全体的には少し古めかしさがあるものの、どこかクラシカルな印象である。

王宮、プエルタ・デル・ソル、サンミゲル市場、マヨール広場などがすべて徒歩圏内にあり、スペインの観光にとても便利なホテルである。空港からホテルまでタクシーを利用した場合は約45ユーロであり、地下鉄オペラ駅もとても近くて便利である。

ホテルの立地はとてもよい場所にあるものの、夜になると人通りが少なく、街灯もあまりないので、一人歩きは避けた方が無難である。昼間は周辺にはたくさんのスペインらしいバルやレストランがあり、たくさんのグルメを楽しむことができる。

ホテルからグランビア通りまで徒歩で5分、またデパートや、スペインらしい雑貨などのお店もホテル周辺には多数あるので、充実したショッピングを楽しむことができる。ホテルの入り口は少々分かりにくいが、華やかなロビーには観葉植物などがあり落ち着いた雰囲気がある。

夜になると建物がライトアップされる外観もまた見事である。ホテルの中に入るとロビーの奥にある、広いパティオと噴水がとても落ち着いた雰囲気を感じることができる。一番スタンダードの客室は22�uと少々手狭であり、スーツケースがやっと2つ広げられるほどの広さであるが、白い壁がとても開放的である。

またプレミアムルームは、天井が高いお部屋で、バルコニーまたはロフトエリアが備わっており約30�uの広さである。ファミリールームは32�uの広さであり、シングルベッド2台と二段ベッド2台が備わる客室で広々としている。

客室は、クラシックなスタイルでウッドフロアと木製家具がとてもあたたかみを感じる。 部屋は改装されているものの、鍵が古くて少々開けづらく、空調が古いため騒音として気になることもしばしばある。

Wifiは無料で利用できるものの、客室では電波が安定しないことも多く、結果的にロビーに集まってアクセスしている人をよく見かける。また曲がりくねった廊下がある客室もあり、どこかヨーロッパらしい趣のある雰囲気がスペインらしさを感じられる。

朝食はビュッフェスタイルで野菜類は少ないものの、朝からスペインのタパス料理のようなものがずらりと並んでおり、とてもおいしい。

特にフレッシュオレンジジュースとスペイン風オムレツが美味しいと評判であるが、毎日メニューが変わり映えがしないのが少々難点である。

ホテルのスタッフはみな流暢な英語を話すことができ、とても親切でフレンドリーで好感が持てる。またホテルのスタッフはタクシーよりも安価なエアポートシャトルなどの予約もサポートしてくれるので、とても心強い。

また日本人観光客や団体客が少ないため、スペインに旅行にきていることを実感できる。立地やサービス面などを総合的に考えると、 ４つ星ホテルに相応しいといえる。

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