スペインの観光スポット

「グエル公園(Parc Guell)」

バルセロナの小高い丘の上にあるここグエル公園は、当初は宅地として造られたがその事業に失敗したことから、整備されて公園として生まれ変わったのがそのはじまりであり、今ではスペインの観光名所として親しまれている。

レセップス駅から徒歩15分のところにあるがかなり急な坂道を上って行かなければならないため、駅からはバスで5分ほどでアクセスもできるので、そちらを利用するのもおすすめである。またあまり知られていないが、地下鉄の隣駅であるバイカルカ駅からグエル公園の裏側から行くコースもあるので、そちらの方が比較的歩きやすい。　

バルセロナのもう一つの観光名所のサグラダファミリアからはタクシーで10分で、7ユーロ前後なので、効率よく観光したい方には一緒に楽しむのもおすすめである。

グエル公園は以前は無料で開放されていたが2013年11月からは有料となっている。ネット事前予約は通常の入場料8ユーロより1ユーロ安く、30分刻みで時間を指定することができる。ただし事前予約は天候などが読めないため、少々難点でもある。退場時間の制限は設けられていないので、ゆっくりと公園を満喫することができる。

グエル公園はまるでグリム童話のようなおとぎの国を訪れたかのような錯覚を覚えるオブジェがたくさんある。

特に有名なのがガウディがデザインした破砕タイルのベンチ、トカゲの噴水、門衛館などユニークで奇抜な作品が多い。特にベンチは110メートルも続く波打つ曲線美が美しく、ガウディは長時間でもゆったり座っていられるようと工夫を凝らしたといわれている。

またガウディの傑作が周囲の自然と調和するとまた格別に美しく、ガウディの奥深さを感じることができる。

有料になったことで以前よりも公園の中に治安はよくなりつつあるも、スリなどの被害も報告されているので注意するようにしたい。

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