スペインの観光スポット

「サンタ・カタリーナ市場(Mercat de Santa Caterina)」

カテドラルから北西に大きな通りを300mほど進んだ先に見えるのが、サンタ・カタリーナ市場である。この市場を設計したのは、現代のガウディと呼ばれベネディッタ・タグリアプレ氏であり、2005年に竣工された比較的新しい市場である。

特に印象的なのが、カラフルな屋根である。野菜やフルーツなどをイメージしてデザインされ、約30万枚のセラミックタイルが使われている。外壁は古い市場のものが残されており、新しい芸術と古い芸術が融合している光景もまたスペインらしい光景である。

バルセロナの市場として、もう一つ有名な観光場所であるサン･ジョセップ市場は比較的観光客向けのお店が多い市場であるが、こちらはスペインの地元向けの市場である。

カタルーニャ広場から近く、またサン･ジョセップ市場より30分ほど早くお店がオープンするため、まずはこちらに立ち寄ってみるとその違いを感じることができる。

新鮮な野菜、魚、肉が溢れんばかりに並んでおり、スペインが食材豊かな場所であることが感じられる光景である。そのほかにもチーズ、ハム、フルーツなどが調理用の大きいサイズのものがずらりと並べられていて、見ているだけでもとても楽しいものである。

またスペインのお土産におすすめの、オリーブ専門店、健康食品の店、キッチン用品、陶器専門店などデザインも豊富でリーズナブルな価格のものが多数販売されている。

市場の北側にはテラス席のあるバルがあって、リーズナブルな価格でスペインの地元の人たちに混ざって、朝食を楽しむのもおすすめである。

この市場は午後3時半には閉まってしまうので、午前中に行くのがおすすめであり、日曜日はお休みなので注意するようにしたい。サン･ジョセップ市場の方が混雑をしているため、こちらはさほど観光客は多くないのでゆっくりと観光できるのも魅力的である。

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