スペインのダリ美術館といえば、バルセロナから電車で約2時間のところにあるフィゲラスが有名であるが、なかなか個人で観光で訪れるのは難しいものである。そこでおすすめなのが、カタルーニャ広場から徒歩5分くらいの場所にある、バルセロナのカテドラルの近くにあるバルセロナ・ダリ美術館である。
スペインのカタルーニャ地方ジローナ出身の画ダリの作品が多数展示されている、彼のシュールレアリズムの作品を所有する美術館である。周辺にはたくさんの観光スポットもあるので、一緒に楽しむのもおすすめである。
美術館内のスペースはさほど大きくはないものの、絵画、彫刻、写真、版画、水彩画、スケッチなど様々な作品がずらりと並べられており、1時間ほどあればすべてを鑑賞することができる。
バルセロナはガウディの作品の観光地の方が混雑しているので、ダリの方が比較的空いており、ゆっくりと鑑賞することができるのも嬉しいものである。
また現実的な作品が多く、中には残虐的な作品も多いことから好みが分かれる画家であり、そのため美術館が長蛇の行列になっていることはあまりない。
しかしまたこの美術館には色々な仕掛けがなされていることも、見逃さないようにしたい。行き止まりのように見せかけている壁が実は扉になっていて、次の展示スペースになっていたりと遊び心が満載の構造は、他の美術館とは異なりとてもユニークである。
特にデッサン画の作品がとても多く展示されており、総数は700点以上もの美術品を収蔵しているといわれている。額縁の作品が多いためが、少し少ない印象に感じられることもあるが、足を一歩踏み入れると、ダリの世界観である超現実的(シュールレアリズム)な空間が広がっており、その人生観がよく理解できる。
やはりバルセロナ郊外のダリ美術館に比べると大作などは少ない。しかし美術館の入場料は約10ユーロと比較的リーズナブルであり、写真撮影も許可されている。
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