ディアゴナル駅から徒歩1分の場所にあり、周囲にはショッピング街なども近いので気軽にアクセスができるガウディの傑作の一つである。切り出したような石がふんだんに使われている豪快な外観がとても印象的であり、別名「石切り場(ペドレラ)」と呼ばれている。
他のガウディの建築物に比べれば少々知名度は落ちるが、興味のある方に訪れたいバルセロナの観光名所である。内部は広い吹き抜けとなっており、とても開放感のある雰囲気もまた魅力的である。
入場券は16ユーロであり、事前予約も可能であるが、オーディオが日本語対応の取り扱いがないので、少々わかりづらいのが難点である。当日でも入場はできるが、混雑時には並ぶことも珍しくはない。
また予約制であるが、夜の観光ツアーも開催されており、ツアーの代金は通常の3倍ほどはするものの、少人数でゆっくり鑑賞でき、屋上のライトアップされた景色や宴会場などにも足を運ぶことができる。
建物の最上階は「エスパイ・ガウディ」とよばれるガウディ建築に関する博物館になっており、資料や展示物などが多数あり、また屋上テラスも見学できる。この建物は山をコンセプトとしていることから、屋上に立ち並ぶ煙突は山の尾根の連峰を意味しており、エキゾチックな摩訶不思議な空間となっている。
その一部からはスペインのシンボルであるサグラダ・ファミリアが見られるところがあり、写真スポットである。屋上は雨の日には少々観光しにくい場所であるが、ガウディらしさを感じられ、まるでテーマパークのような印象である。
時間がない方には外観だけでも見る価値のある観光地であり、カサ・ミラの周辺は比較的治安もよいので、夜のライトアップに足を運ぶのもおすすめである。
カサミラの内部にはレストランやお土産ショップなどがあり、ガウディファンには欠かせない限定グッズなどを購入することができる。
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