スペインの観光スポット 国際線クルーのおすすめ!スペイン旅行

スペインの観光スポット

「アルカサバ(Alcazaba)」

スペインの観光スポット イスラム建築の最高峰といわれるアルハンブラ宮殿は、王宮、カルロス5世宮殿、アルカサバ、ヘネラリフェ(離宮)の大きく四つの部分から構成されており、その一つがここアルカサバであり、アルカサバとは要塞を意味している。

アルカサバはアルハンブラ宮殿の西側に位置しており、13世紀頃に造られたアルハンブラ宮殿の中でも最初に造られた場所である。要塞といわれるだけあって、見張り台が何か所もあり、他のアルハンブラ宮殿の雰囲気とは異なる堅牢な雰囲気が感じられるスペインの観光スポットである。

スペインの観光スポット アルカサバは今は廃墟となっているが、当時は難攻不落の要塞といわれ、全盛期には24もの塔があったといわれている。入り口には大きな塔があり、正面から右側が「オメナッヘの塔」、左側が「ケブラーダの塔」と名が付いている。「オメナッヘの塔」は9世紀に存在した塔の廃墟の上に再建されたものである。

そして更に階段を上っていくとベラの塔がある。このべラの塔は自由に登ることができ、ここからの眺めは圧巻である。

スペインの観光スポット べラの塔からは北の方角にアルバイシン地区の街並み、その奥にベガと呼ばれる広大な平野、また東南側に屏風のように聳え立つシェラ・ネバダ山脈、ヘネラリフェ、カテドラルなど、スペインの魅力を堪能できる光景がとても印象的である。

また外の景色とは反対側を見下ろすと、「アルマス(武器)の広場」と言われる、アルカサバの兵士たちのための住居やローマ風呂の遺跡なども見ることができる。

スペインの観光スポット 「アルマス(武器)の広場」は本来あった建物の構造がイメージしやすいほどに、その遺跡がしっかりと残されており、とても見応えがある。アルカサバは赤茶けたレンガで造られた要塞がどことなくエキゾチックな雰囲気を醸し出しており、特に朝日や夕陽などがアルカサバを照らすと、少し赤みがかかってとても絵になる風景を楽しむことができる。

スペインの芸術が感じられる場所というより、シックな重厚感のある雰囲気がアルカサバの奥深い魅力を感じることができる観光スポットである。

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