スペインのアンダルシア地方のセビリアは、16世紀に新大陸との貿易によって次第発展をしていき、17世紀にはスペインは数々の芸術家たちが生まれていった。セビリア美術館
は、スペイン全盛期の名画の数々を収蔵する美術館であり、黄金時代の画家たちの作品を今に伝えている。
セビリア美術館は1248年に建設された修道院の教会を改装されたつくりになっている。
スルバランやムリーリョを始めとするセビリア出身の芸術家の絵画が多数所蔵されている。ここセビリア美術館では、美術館と教会の2つの要素を楽しむことができることにその魅力があり、スペインのメジャーな芸術作品に触れることができる観光スポットでもある。
ここセビリア美術舘のハイライトともいえるのが、ヌリーリョの作品であり、受胎告知を受ける聖母マリアを描いた「無限罪のお宿り」は、キリスト教徒ならずとも深い感銘を受ける作品である。
この美術館の歴史は古く1841年に一般開放され、館内には3つの中庭がありいかにもスペインらしい雰囲気もその魅力の一つである。作品はかつては修道院が所有していたものであり、絵画だけでなく、彫刻、陶器、金細工など、幅広いジャンルに展開している。
マドリッドのプラド美術館の次に作品数が多いといわれ、教会の神秘的な雰囲気を感じながら、見ごたえのある美術鑑賞をすることができる。
館内は全部で14つの展示室に分かれており、ルネッサンス時代、中世期、画家ごとに分かれており、とても見やすい展示となっている。特にセビリアにはたくさんの有名な芸術家がおり、ムリーリョ、ベラスケス、バルデス・レアル、ゴンサロ・ビルバオなど、世界にその名前を知られている巨匠たちの作品がたくさんある。
セビリア美術館の前には公園あり、毎週日曜日の午前中は芸術マーケットが開催されている。セビリアの芸術家たちがずらりと作品を並べており、スペインのお土産にもおすすめである。
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