セビリアの屈指の観光名所は、スペインで一番大きい聖堂であるカテドラルとカテドラルに付属するヒラルダの塔であり、共に世界遺産に登録をされている。
ヒラルダの塔は12世紀末ににイスラム教徒によって造られ、当時は一辺が13.6メートル、高さ75mの塔であった。しかし16世紀にキリスト教徒によって、97メートルの高さに改装、増築がされ現在では高さ70mのところにある展望台まで登ることができる。展望台からはセビリアの街並みを一望でき、スペインの古都としての美しい風景を楽しむことができる。
この塔は階段ではなく馬で駆け登れるようと、緩やかな螺旋状のスロープに工夫が施されている。レンガ造りの細いこの塔は、アルモアド朝時代に建てられ、後の1568年にエルナン・ルイス2世によって礼拝の時間を伝えるべく、大小28個の鐘がとりつけられている。
塔の先端部分には、風向計として、信仰を象徴する女性像が飾られている。このヒラルダの塔はスペイン語で「La Giralda」と記載するが、これはスペイン語で風見を意味しており、これが由来となっている。
またカテドラルは1403年から約100年を費やし建設されたルネサンスとゴシックの混在する幅116m奥行き76mの巨大な寺院として知られている。
15世紀にモスクの跡地に建てられたもので、カトリックの大聖堂としてはトレド大聖堂とともに世界最大級の大きさを誇っており、ローマのサンピエトロ大聖堂、ロンドンのセントポール大聖堂に次ぐ大きさといわれている。
カテドラルの中は見どころ満載であり、パンフレットには日本語のものもある。カテドラルの中は全部で内部の礼拝堂や合唱壇をはじめとする44か所の見どころがあり、ヒラルダの塔の観光と合わせて所要時間は1時間程度必要である。
カテドラルの中にはアメリカ大陸を発見したコロンブスのお墓もあるので、見逃さないように観光したい。大人8ユーロで、カテドラルとヒラルダの塔の共通券が購入できる。
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