スペインの観光スポット 国際線クルーのおすすめ!スペイン旅行

スペインの観光スポット

「アルカサル(Real Alcazar)」

スペインの観光スポット スペインのセビリアにあるスペイン王室の宮殿であり、9〜11世紀のイスラム時代に建てられたカリフの王宮跡地に造られたものである。

アルカサルという名の城はスペイン各地にあるが、世界文化遺産に登録されているセビリアのアルカサルは12世紀に建てられ、その後、キリスト教徒の王で残忍王と呼ばれたカスティーリャ王ペドロ1世の命により、14世紀に完成したものである。

スペインの観光スポット しかしその後歴代の王たちよって、15世紀から16世紀にも増築されたため、ゴシックやルネサンスなどの様式も混じっている。キリスト教の王宮であるにもかかわらずイスラムの様式を強く残しており、セビリアの屈指の観光名所でもある。

イスラム時代の宮殿の跡地にムデハル様式で建設が始められ、グラナダのアルハンブラ宮殿を意識した構造になっているため似ている部分も数多くある。アルカサルのなかでも「乙女のパティオ」は、特にアルハンブラ宮殿のパティオによく似ているので必見である。

スペインの観光スポット また宮殿の壁に施されているモザイクタイルをはじめ、グラナダやトレドの職人による精緻な漆喰細工や天井や回廊のアラベスク模様は必見である。また宮殿を取り囲む庭にもさまざまな趣向が凝らされている。

ムデハル様式の代表建築で、透かし模様の多弁形アーチ、52本の大理石柱などその緻密な装飾は圧巻である。またアルカサルの入り口はライオンの門ともいわれ、赤色がとてもインパクトがある。

スペインの観光スポット アルカサルとはアラビア語で「宮殿」や「要塞」を意味するが、今ではスペイン語でも一般に「王宮」や「宮城」を意味する言葉として親しまれている。アルカサルとカテドラルは隣り合わせにあるので、一緒に観光するのもおすすめである。

ディズニー映画「白雪姫」の城のモデルになった、女性的かつエレガントな印象のアルカサルの入場料は4ユーロであり、日本語オーディオガイド、日本語パンフレットもある。

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