スペインの観光スポット

「オリエンテ広場(Plaza de Oriente Square）」

スペインのマドリードにある広場であり、マドリードの王宮広場の東側に位置していることから、オリエンテ（東）広場と名づけられている。

スペイン王ホセ1世が、かつて中世の住宅があった場所を整備して、ナルシソ・パスクアル・イ・コロメルによって広場が完成したのがそのはじまりである。広場の東側はテアトロ・レアル、北側はラ・エンカルナシオン修道院があるので、一緒に観光をするのもおすすめである。

特にオリエンテ広場で欠かせないのが、王宮をバックに立つフェリペ4世騎馬像である。父フェリペ3世の騎馬像よりもより優れた像が欲しいという要望を受けて、ガスパール・デ・グスマンが具体的に騎馬像の制作に携わって完成させたものである。

1843年にここに置かれて以来、スペインの歴史を見守ってきた像である。技術的な面からも騎馬彫刻の傑作とされ、特に2本の後ろ足のみで立つ騎馬は世界初の試みであったといわれ、まるでスペインの空に舞うような感覚を受ける騎馬の像は圧巻である。

ここ王宮広場のあたりは、とても緑が多く地元スペインの人たちにとってもジョギングをしたり、ピクニックをしたりと都会のオアシスとして親しまれている場所である。植木は円柱型に丁寧に手入れがされており、スペインの宮殿にいるかのような華麗な雰囲気もある。

広場を入るとすぐの場所に見えてくる噴水は、夏には涼しむのに最適な場所として知られている。

また広場では大道芸人などがパフォーマンスをしてくれたりと、気軽に楽しめるのも魅力的である。

現在ではここは観光客が地元の方たちの待ち合わせ場所としても利用されている。王宮の目の前にあるため、王宮を訪れた後に立ち寄ってみるのもおすすめである。木陰の場所も多く、涼む場所が多いので夏のシーズンでも楽しめるのも魅力的である。

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