プラド美術館は、カルロス3世によって1785年に自然科学展示場として設計されたのがそのはじまりであり、豪華な外観からもスペインが世界に誇る、世界の中でも有名な美術館であることが伺える。
プラド美術館はマドリード屈指の観光名所であり、創業当初はわずか311点のスペイン王家の絵画が展示されていたのみであったが、今では19世紀から中世にかけての約8,000点以上の作品が展示されている。
プラド美術館の中でももっとも有名な作品は、ベラスケス作の「ラスメニーナス(女官たち)」や「ブレダの開場」、ゴヤ作「5月3日ピリンシぺピオの丘での銃殺」などの傑作が多数コレクションされている。
その他にもスペイン派絵画、イタリア派絵画、フランドル派絵画、更には日本の浮世絵に至るまで多数の傑作を鑑賞することができる。また多数の絵画が展示されているため、著名な作品の場所を事前にきちんと把握してから鑑賞すると、より有意義な見学を楽しむことができる。
美術館の入り口は常に混雑をしており、入場に30分以上待つことも少なくはない。そのために開館直後が比較的空いており、午前中の方がゆっくりと鑑賞することができる。
現在(2013年12月現在)のプラド美術館の入場料は大人14ユーロであり、決して安くはないが、一日かけてゆっくり楽しめるのでコストパフォーマンスは高い。また火曜日から土曜の18〜20時、日曜の17〜20時は入場料が無料になるので、うまく利用してプラド美術館の観光を満喫するのもおすすめである。しかしじっくりと鑑賞したい方には時間が十分ではないので、少し物足りなさもある。
またプラド美術館、ソフェア王妃芸術センター、ティセッン・ブルミネッサ美術館がセットになった共通券はスペインの美術館巡りを楽しみたい方にはお得である。
ミュージアムショップではスペインらしいお土産が多数あり、特に絵画をモチーフとしたデザインの雑貨や絵葉書、文房具などはここでしか手に入らないものが多数販売されている。館内は基本的に撮影禁止とされているので、注意するようにしたい。
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