スペインの観光スポット

「サン・イシドロ教会(Santa Iglesia de San Isidro)」

サン・イシドロ教会は、ラ・ラティーナ駅から徒歩3分、マヨール広場のクチリェロス門を出て、南に400メートルほど先にいった交差点の角にありとても分かりやすい場所に位置している。

教会内部に入ることができる時間帯が限られており、7:30〜13:00と19:00〜21:00となっているので、時間を調整して観光するようにしたい。また地元スペインの人たちも訪れる荘厳な雰囲気のある場所であり、1885年から1993年まではカテドラルとして使用されていた教会である。

17世紀初めにもともと、聖フランシスコ・ザビエルを祀るイエズス会の教会として建てられたのがそのはじまりである。その後マドリードの守護聖人イシドロを祀る教会となっている。

教会の名前にあるイシドロという人物、数々の奇跡を起こした人物として語り継がれており、その死後は雨乞いの神や病気の治癒の神として知られている。信仰の厚い人物であったこともあり、祭壇に置かれている棺にその遺骸が納められている。

天井はとても高く光が差し込んでくるととても神秘的な雰囲気があり、壁側に祀られたマリア像なども見どころの一つである。

無料で開放されているので、気軽に観光もできるのも魅力的であり、都会の喧騒を忘れさせてくれるほどの教会内はとても静かな雰囲気がある。また日曜日にはミサなどが開催されている場合は、見学が制限されてしまうので注意するようにしたい。

また毎年5月15日はマドリードの守護聖人サン・イシドロを祭る日としてお祭りが開催され、この教会の大きなイベントの一つである。

5月15日の早朝からサン・イシドロ教会は巡礼をする道として、たくさんの人たちが並ぶ場所であり、巡礼をして河原で昼食をとるのが、スペインの伝統的なお祭りとして知られている。この期間に観光に訪れれば、スペインの歴史を感じられるので、ぜひお祭りとともに楽しんでみるのもおすすめである。

「クルーのおすすめ旅行TOP」＞＞「スペイン旅行編TOP」＞＞「スペインの観光スポット」へ戻る

Copyright(C)Eternal Saul