スペインの観光スポット 国際線クルーのおすすめ!スペイン旅行

スペインの観光スポット

「大航海時代とスペインの栄華」

スペインの観光スポット 15世紀に帆船と航海技術が外洋航海可能なまでに発達してくると、ポルトガルはアフリカ、インド航路を開拓した。大航海時代の幕開けである。

ポルトガルに遅れをとっていたスペインはコロンブスを援助し、1492年にアメリカ大陸を「発見」した。以降、スペインはコンキスタドール(征服者)を送り、マヤ、アステカ、インカ文明を破壊し、南米アメリカ大陸を植民地化した。

スペインの観光スポット スペインによる植民地経営は、これらのアメリカ文明から莫大な金銀を奪い、また原住民(インディオ)を鉱山で強制労働させることによって、莫大な富をスペインにもたらした。1580年にフェリペ2世がポルトガルを併合すると、ポルトガルの植民地も手に入れたスペインは『太陽の沈まぬ帝国』となっていったのである。

このフェリペ2世の時代がスペインの最盛期で、スペイン黄金時代と呼ばれる。フェリペ2世はマドリードに首都を移したが、豪華絢爛なエル エスコリアル宮殿はこの時期に建設されたものである。

スペインの観光スポット スペイン南東部のセビリアは、内陸ではあるが大河で大西洋とつながっており、新大陸との貿易の独占港として繁栄した。このときに、河の通行の検問所であった「黄金の塔」がセビリア市内に残っている。

また、他にもセビリア市内には、コロンブスが眠る大聖堂カテドラルや、スペインの植民地に関する膨大な資料が集められたインディアス古文書館などの大航海時代を物語る遺物が残されている。インディアス古文書館は、もともと新大陸から流入する金銀をチェックする商品取引所として建設されたものだ。

スペインの観光スポット しかしながら、新大陸からもたらされた富は、貴族による浪費やオスマン帝国やオランダ、イギリスとの戦費に費やされてしまい、産業の育成や資本の蓄積に使われることはなかった。

1588年、英仏海峡の「アルマダの海戦」において、スペイン無敵艦隊がイギリス艦隊に敗れたことをきっかけに、スペインは領地を次々と失っていく。以降、覇権はイギリスへと移り、スペインは没落の一途をたどるのである。

クルーのおすすめ旅行TOP」>>「スペイン旅行編TOP」>>「スペインの観光スポット」へ戻る

Copyright(C)Eternal Saul