スペインのお土産

「カサ・ミラ(Casa Mira)」

スペイン伝統クリスマス菓子の専門店の「カサ・ミラ」は創業以来、伝統的なスペインの手作りのお菓子を作り続けているお店である。特にクリスマスシーズンの前にもなればお店の外まで行列ができるほどの名店である。お店の外観には創業100年以上にお店に贈られる市のプレートが掲げられている。

お店はマドリードのソル広場からパラス・ホテルやプラド美術館の方へ降りていく道の途中にあるので、場所もとてもわかりやすい。クリスマス菓子の専門店であるが、シーズン以外でも通年を通して購入することができる。

クリスマスの伝統菓子であるアーモンドと蜂蜜でできたトゥロン 、スペインのアンダルシア地方のお祝い菓子であるポルボロンなどはカサ・ミラの人気商品である。

ポルボロンとはほろっと崩れる独特の食感が評判であり、溶けないうちに「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と３回唱えると、幸せが訪れると伝わるユニークなお菓子である。

おすすめは「ピニョーネス(Pinones)」とよばれる松の実をお砂糖でコーティングしたものである。スペイン産の松の実を利用しているので、スーパーで購入するよりも少し割高であるが、その分松の実の食感がとてもおいしく、味わい深いお菓子である。

また日本でもお馴染みのマロングラッセなども販売されているが、1キロあたり75ユーロとかなり割高であるが、甘すぎない味わいがとてもおいしい。

クリスマスの伝統菓子は基本的には日持ちがするので、お土産としておすすめである。トゥロンは100ｇあたり12ユーロと決して安い値段ではないが、スーパーなどで販売されているものよりも味は確かである。

ただしクリスマスシーズン前ともなれば整理券を配布しており、さらにレジまで1時間以上待つことも多々あるので、お土産を購入するときは時間に余裕をもっていくようにしたい。

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