スペインのお土産

「マンチェゴチーズ(MANCHEGO)」

ドンキホーテの舞台として知られるスペイン・ラマンチャ地方を原産とするこのチーズは、マンチェゴ羊のミルクを使って作られており、DOP（原産地呼称保護）チーズである。

スペイン産チーズには羊乳製も多く、その中でも特に人気のチーズがマンチェゴチーズである。特にコクとはちみつのような甘みがあるので、ワインなどのお酒との相性も抜群である。

エスパルト（アフリカハネガヤ）で作られた帯でプレスした側面に縄のようなジグザグとした模様がついているのがその特色であり、これはかつてスペインではチーズの型入れとして使っていたカゴの網目の模様の名残であり、これはマンチェゴチーズの目印でもある。

羊のミルクを使ったチーズというと、好みが分かれるところであるが、イメージにあるような独特の臭みがなく苦手な方でもおいしいと評判のチーズである。

また特に注目したいのが、日本ではなかなか手に入りにくい「マンチェゴ12カ月熟成」のようなハードタイプチーズとなると熟成されている時間が長いため、旨みもどんどんと増してくる。

そのまま食べても、薄くスライスしてワインと一緒に食べるのがおすすめであり、ワインは赤でも白でもおいしいが、特にスペイン産のフルボディの赤との組み合わせは絶妙である。マンチェゴチーズはスペインでは、日本では200gで2500円するものでもスペインでは10ユーロ以下で購入できる。

色々な食材との相性も抜群で、サンドウィッチ、ピザ、チーズフォンデュなどをはじめ、火に通すとなめらかになり、食材のひとつとしても楽しむのもおすすめである。

スペイン産のチーズだからこそ、日本ではあまり流通していない貴重な食材であり、お酒好きの方にもおすすめのお土産である。真空パックにされたホールサイズのものから、ハーフサイズのものまで大きいものであれば3キログラムのものまで、様々ある。大き目のものを購入して家族でシェアするのもおすすめである。

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