スペインのお土産

「カスエラ(Cazuela)」

スペイン料理で必ずといって見かけるのが、スペインの伝統的な耐熱容器であり、「カスエラ」とはスペイン語で「鍋」、「鍋料理」を意味している。

中でもこの「カエスラ」は、直火、電子レンジ、オーブン、冷凍庫、皿洗い機などのあらゆるシーンに対応しているお皿である。料理好きな友人や、自宅で本格的なスペイン料理を楽しみたい方の自分へのお土産にも最適である。

カエスラはスペイン伝統の素焼きの土鍋であり、タパスとよばれる小皿料理などでよく見かけるもので、本来は器ではなく調理器具である。

特に小さなカスエラにオリーブオイルをたっぷり入れて、にんにくと海老とガーリックで作る「アルモホ（エビのガーリックオイル煮）」は定番中の定番である。

タパスに相応しい12センチの丸皿から、大皿料理やディスプレイ用の卵型のもの、楕円型のカスエラまで様々揃っている。サイズも豊富にあり6センチから45センチサイズまで約10種類ほどのものがあるので、小さいサイズであればお土産用にも最適である。

また両側に手で持つところが付いている耳付きのカエスラは、スペインの田舎風のデザインとして親しまれており、とても使い勝手がよく人気が高い。またチーズフォンデュやスープなど用の少し鍋の底が厚いものや、プレートになっている形のお皿もある。

プレートのなっているものはスペインの名産であるイベリコ豚などをのせれば一層おいしく味わえる。また特にGraupera社の土鍋はスペインとフランスの国境、ピレネー山脈の麓の田舎町のヘローナでロクロを回して手作りで造られており、日本でも人気の高いカエスラである。

スペイン独特の土くささと温かみのあるオレンジ色が、食卓を明るくしてくれそうである。スペインでは小さいサイズのものであれば5ユーロ前後から購入できる。スペインのデパートや、食器店では必ず見かけるスペインの伝統的なお皿はお土産に最適である。

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