スペインのお土産

「リヤドロ(LLADRO)」

リヤドロはスペインを代表する陶器人形のブランドと世界中に知られている。繊細なデザインとかわいらしさがスペインのお土産として人気が高く、丁寧に仕上げられた工芸品からはスペインには巨匠とよばれた芸術家たちが多くいたことが理解できる。

1950年代のはじめにホアン、ホセ、ビセンテのリヤドロ三兄弟は「優しさあふれる世界を創造したい」という大きな夢を抱き、バレンシア郊外での陶器工房で誕生した。

今ではスペインの伝統の技法で作られる洗練された陶器人形は、まさにスペイン人のアートな心が巧みに生かされている作品である。

リヤドロの本社はバレンシアの中心地から車で北に20分ほどの場所に位置しており、創業者ファミリーの生家であるアルマセラ村の近くに位置している。本社の広い敷地内に工場と美術館も有しており、これらは無料で見学することもできる。

リヤドロは、実物スケッチから本制作に至るまで、すべて手作りで一つ一つ丁寧に仕上げられている。その精巧なつくりとやさしい色使い、今にも動き出しそうな表情など、その繊細なデザインが特色である。

リヤドロには人物、動物、天使、ピエロやファンタジーの世界を意識したものが多く見受けられる。また季節を意識したクリスマスコレクションや結婚式なども作品も多くある。

リヤドロは高級な陶器人形というイメージが高いものの、スペインで購入すれば、日本で購入するよりもリーズナブルな価格で購入できる。大きさによってかなり値段は異なるものの、小さなものでも100ユーロ以上の値段はするが、日本で購入するよりも半額ほどの値段で購入でき、スペインのリヤドロの土産店は常に人気である。

またインテリアとしても人気が高く、スペインのデパートや町中のショップなどで購入ができる。日本に持ち込む際にはかなり繊細に作られており壊れやすいため、できれば機内への荷物に持ち込むのがおすすめである。

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