重慶マンションは、九龍の尖沙咀のネイザンロード沿いにある50年の歴史を誇る古めかしい建物として知られている。香港で有名な映画「重慶森林(恋する惑星)」にこの重慶マンションが登場したことで、一躍有名になった建物である。
今ではこの重慶マンションには、東南アジアの人達が多数住んでいる他、長期滞在者やバックパッカー用の安いゲストハウス、リーズナブルなショップやレストラン、オフィスなどが入っており、まさに雑居ビルと化している。
重慶マンションは約50年以上も前に建てられたこともあり、独特の古めかしさを感じられる観光スポットとして知られていたが、2011年に外装がリニューアルされて少し綺麗な建物と生まれ変わっている。
以前は女性一人では入りにくい印象であったが、エントランスも綺麗になり、利用しやすくなっている。建物の前には常に多国籍な民族が行き交い賑わいをみせており、その独特の光景はその雰囲気をみるだけでも、楽しめる観光スポットである。ただし周辺ではスリなども多いので、観光する際には十分に注意するようにしたい。
また重慶マンションのグランドフロアには2つのショッピングスポット、「CKE重慶站」と「WOOD HOUSE」が入っている。いずれも観光客用のモダンなショッピングスポットで、その外観とのギャップがとてもユニークである。
また重慶マンションといえば、両替スポットとしても知られている。お店によってレートが異なり、奥の方に進むほどレートがよいことが多いので、しっかりと吟味するようにし、両替をしたら念のためお札を確認するようにしたい。
またグルメスポットではインド人が経営する本格的なインドカレーを楽しめるカレー屋が多数あり、その他トルコ料理、アフリカ料理など、日本ではあまり味わえないような独特のレストランが揃っている。
ただし客引きなどがややしつこいことも多いので、注意するようにしたい。
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