香港の郊外に位置している新界地区はベッドタウンとして知られる静かなエリアであるが、ここを流れる城門河のほとりに位置しているのが香港文化博物館である。この博物館は、香港カルチャーをカジュアルに紹介している博物館であり、雨の日でも楽しめる観光スポットである。
車公廟駅からは徒歩で10分ほどの場所にあり、駅から博物館までは自然豊かな緑がたくさんあり、川のせせらぎを聞きながら散歩をするのには最適である。博物館は比較的空いているため、ゆったりと鑑賞することができるのも、とても魅力的である。
博物館は3階建てとなっており6つの常設展覧館と6つの専門展覧館から構成されている。常設展覧館だけでもかなり充実しており、香港文化を紹介しているコーナーでは、300点を越える展示物があり、大がかりな模型なども展示されており、非常にわかりやすい印象である。
新界地区の実際の建物や街並みなどが忠実に再現されており、生活習慣や伝統文化など幅広く知識を深めることができる。
常設展覧館の中には「兒童探知館(Children's Discovery Gallery)」とよばれるコーナーがあり、それぞれのコーナーにはカラフルなデザインが施されており、子供を対象としたコーナーとなっている。
農村生活を体験できるコーナーや、自然などをゲーム感覚で楽しめるコーナーなどもあり、子連れでも楽しむことができる。
博物館の入場料は大人HKD10となっており、とてもリーズナブルである。また毎週水曜日は無料で楽しむことができ、火曜日は休館となっている。博物館にはギフトショップやレストランなども併設されている。
半券があればその日限り何度でも出入りすることができるので、周辺の観光と合わせて楽しむこともできる。また展示物は写真撮影可能なものと不可のものがあり、それぞれマークが付けられているのでよく確認をするようにしたい。
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