タイのお土産

「セラドン焼き」

セラドン焼はタイの北部の中心都市チェンマイの代表的な陶器であり、タイで有名なメーカーには、最高級ブランドとして知られている「BAAN CELADON(バーンセラドン)社」などがある。

セラドン焼きは、タイの伝統的な技術に基づいて、自然の木灰の釉薬のみを用いて、高温で焼かれた硬質の陶器である。一つ一つが丁寧に仕上げられているからこそ、どこか深みの感じられる陶磁器は、グリーンがその特徴である。

このグリーンは、不透明な翡翠を表現しており、翡翠を持っていると幸福と成功を導くとされているお守りとして、タイでは信じられているものである。コーヒーカップセット、湯呑、ティーポットなどが主な商品であるが、ユニークなのは同じグリーンでも濃い色や薄い色などが合わさったデザインのものがあることである。

釉薬の厚く掛かったところはより濃い青から緑色となり、素焼きされた物に彫り柄を入れることによって色の濃淡の調整ができるようになっている。

そのためブルーに近いグリーンなどのカラーもあり、異なるカラーで同じアイテムをそろえるのもおすすめである。中にはモミジマーク、竹、蓮の花などがポイントとしてデザインされているものも多く、日本茶でもコーヒーでも、どんなシーンにでも使える品性のよさがこのセラドン焼の魅力である。

またタイらしくカップの持ち手に象がデザインされているものなどもあり、お土産に人気のデザインとなっている。

タイのもう一つの伝統的な焼物であるベンジャロン焼きと比べるとややリーズナブルな値段であることが多く、デパートやスーパーなどで購入することができる。

小皿やボールなどの食器であれば300バーツから購入できるものもあり、自分へのお土産にも、贈答用のお土産にもおすすめである。またセラドン焼は厚手で丈夫に作られているため、割れにくく長く愛用できるのも魅力的である。

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