台北の観光スポット

「猫空・坪林茶業博物館」

台湾の賑やかな都会の喧騒から離れて、台北郊外にある「猫空」は、台湾ののどかな山間にある木柵鉄観音茶で有名な場所である。このお茶は観音様への贈り物とされるお茶で、葉が重く鉄のような色をしていることに、その名前が由来している。

猫空は山の斜面にお茶の段々畑が連なり、澄んだ空気や心地よい風が吹き、ゆっくりとした時間が流れている場所である。そしてここ猫空にはたくさんの茶園があるが、中でも観光茶園として、台湾屈指のお茶の総合博物館として知られているのが、「坪林茶業博物館」である。

坪林茶業博物館は、お茶に関する展示物などを見学できるだけではなく、自然豊かな大地の中で、美味しいお茶を楽しむことができ、台湾の特産品であるお茶もここで購入することができる。

猫空へのアクセスには、2007年オープンしたロープウェーが観光に人気の乗り物となっている。少しずつ標高が高くなっていくと、台湾の街並みを一望でき見事な景観を楽しむことができる。

坪林茶業博物館は、総合展示館、企画展示館、茶芸館の3つの施設から構成されている。総合展示館ではお茶の栽培方法や、どのように台湾がお茶の特産地として発展を遂げていったのかなどの歴史が詳しく紹介されている。

またお茶の飲み方、茶具、お茶に関する装飾品なども展示されているので、お茶に関する知識を深めることができる。企画展示館は、3ヶ月ごとにテーマが変えられるので、台湾のリピーターでも楽しむことができる。「陶芸茶具」や「各地のお茶の紹介」などお茶について文化と歴史を交えながら、多角的にお茶について学ぶことができる。

またお茶を飲むことができる茶芸館は、観光の休憩場所にも最適である。台湾らしい空間の中でいただくお茶の時間はとても貴重な体験である。

また博物館では、茶葉や、茶器なども博物館内のショップで購入することができるので、台湾らしいお土産に最適である。特に台湾産の茶葉だけではなく、わざわざ海外に行かないと手に入れられない貴重な茶葉に至るまで、その数も豊富に揃っているのも魅力的である。

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