台北の観光スポット

「至善園」

至善園は、国立故宮博物院の中に併設されている庭園である。故宮博物院とは異なり、比較的空いており、のんびりとした時間が流れているのがここ至善園であり、観光の合間の休憩スポットにも最適である。

至善園の入口は2つあり、展示エリア1階に続く外階段のすぐ横にある入口と、故宮正面門のすぐ右手にある正門である。またここ至善園ではシーズンによって園内に咲き乱れる様々な植物を鑑賞することができるのも、魅力の一つである。

桜、梅、ヤナギ、ラン、椿など他、台湾固有種の植物もたくさん見ることができ、中国式の庭園と融合してとても美しい光景を楽しむことができる。

故宮博物院の当日の入場券を持っていると、園内は無料で入ることができ、持っていない場合でも20元で入ることができる。庭園は中国式の庭園となっておりまるで水墨画の中のような世界が広がっている。池、橋、ベンチなどがあり、故宮博物館の喧騒を忘れてちょっとした憩いの時間を過ごすことができる。池にはたくさんの鯉が泳いでおり、10元でエサをあげることもできる。

至善園の正門の両脇には、獅子の石像が飾られており、碧橋渓の園亭には木製の椅子があり、風景を楽しみながら休憩できる木製の腰掛椅子が置かれている。

書道史上最も優れた書家で、「書聖」とも称される王羲之の像をはじめとする台湾らしいオブジェもたくさん置かれており、台湾の歴史や文化についても学ぶことができる観光スポットである。

また園内の正門の横にあるミュージアムショップ「至善廳」では、故宮博物館のグッズや飲み物、お菓子なども購入することができ、故宮博物館内よりも断然観光客が少ないので、じっくりとチョイスすることができるのも魅力的である。

また故宮博物院には至善園のほか、通年を無料で楽しむことができる至徳園もあり、観光の時間に余裕がある方は、こちらにも足を運んでみるのもおすすめである。

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