台北の観光スポット

「板橋林家花園」

板橋林家花園は林本源一家により、1893年に造園された、台湾が誇る歴史的名園であり、台北市の隣の新北市に位置している。台北駅からMRTで20分ほどの府中駅で下車をして、さらに歩いて10分ほどの場所に位置している。

林本源一家は、中国福建省から台湾に移住し、財を成した富豪であり、一族が巨額の私財を投じて、約40年もの歳月をかけて造られた豪邸である。自由に観光を楽しむことができるのは、庭園の部分のみとなっており、保存状態のよい庭園は、往時の面影を今に伝えている。

台湾の建造物には日本統治時代に建てられたたくさんの建物があるが、それとは対照的に、板橋林家花園には清朝末期時代の建物が残されている非常に貴重な観光スポットである。

板橋林家花園は無料で観光を楽しむことができ、その広大な敷地の中には歴史ある建物、庭園、楼閣、回廊、陸橋、池などが巧みに配され、情緒ある光景を織り成しており、その優美で艶やかな建築物はとても見応えがある。

また敷地の中にある定静堂には、たくさんのお土産品がラインナップしており、アパレル、バッグ、雑貨、マスコット、林家の歴史を書いた書籍などがあり、観光の思い出にも最適である。

また園内には日本語のパンフレットは完備されていないが、スタッフの中には日本語を話せる人もいるので、親切にサポートをしてくれ、庭園の見どころなどのポイントを丁寧に教えてくれるので、より一層理解を深めることができる。

板橋林家花園の周辺には、下町の風情溢れる町並みが多く残されており、有名な夜市や茶芸館などもあるので、台北の賑やかな雰囲気とは異なる町を散策するのもおすすめである。

板橋林家花園は台湾の観光スポットとして、観光ツアーなどで団体客も多く訪れる場所なので、ゆっくりと散策を楽しみたい方は平日の午前中がおすすめである。また園内の建物内部の写真撮影は禁止されているので注意したい。

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