台北の観光スポット

「龍山寺」

龍山寺はMRT龍山寺駅から徒歩3分の場所に位置しており、1737年に建立された、台湾で最も古いお寺として知られている。その後幾度となく火災や戦禍に見舞われ、改修と再建を繰り返しながらも、常に台湾の人達から厚い信仰を寄せているお寺である。

現在見られる龍山寺は、1947年に再建されたものであるが、約300年の歴史を誇る台湾の定番の観光スポットとなっている。

お寺の建物は中国南方の宮殿式建築で、正殿には御本尊の観音菩薩が祀られており、東西の鐘楼、鼓楼、そして後殿が囲む「回」の形をした構造となっている。

その他にも境内には孔子、関帝、媽祖など100以上の神々が祀られており、台湾の信仰の中心地となっている場所であり、観光客も多く訪れる場所である。それぞれの神様には学業、出世、恋愛、子宝などの得意分野があるので、よく調べてから参拝するのもおすすめである。

入場料は無料であり10元でお線香が販売されているのでそれを買い、頭の上のお線香を掲げ、3回お礼して、お線香を供えるのが台湾式の参拝方法となっている。

時には少し前が見えないほど線香の煙が立ち込めていることもあり、それだけ地元台湾の人達も多く訪れ、真剣に祈りを捧げている姿は、とても厳粛な雰囲気がある。その姿に圧倒されてしまう観光客も多いが、お参りの仕方が分からない時には、地元台湾のボランティアの人達が一緒に参拝を回ってくれ、日本語を話せる人も多いのでとても安心である。

特に龍山寺では日本とは異なる、台湾の参拝の仕方やおみくじ、建物などを見ることができるので、台湾らしい雰囲気を感じることができる観光スポットである。また境内にはお守りなどのショップもあり、台湾らしいお土産にも最適である。

ただし旧正月や年末年始などは、歩くのも困難なほど混雑をするので、観光で訪れる場合には十分に注意するようにしたい。またこのあたりのエリアは夜になるとやや治安の悪い場所でもあるので、スリなどに注意して、単独行動などは避けるようにしたい。

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