香港のお土産

「恒香老餅家(Hang Heung Cake Shop)」

香港の中心地である尖沙咀やセントラルから、郊外の元朗とよばれるエリアまでは、バスで40分ほどでアクセスができる。元朗駅から一駅目、軽便鉄道「大棠道」に本店を構える恒香老餅家は、香港にはワンチャイ、コーズウェイベイ、モンコックなどにもいくつかの支店がある。

本店は赤い大きな看板がそのシンボルとなっていて一目瞭然で分かるようになっており、香港の郊外の観光に出かけたら、是非立ち寄りたいお土産店である。

恒香老餅家は1920年の創業の際にはレストランであったが、点心がおいしいと評判となり、今では香港屈指の老舗お菓子メーカーとして知られている。

素朴な味わいのお菓子がたくさん揃っているので、自宅用のお土産にも、職場などへのお土産にもシーンを選ばずに購入するのにも最適なお店である。特にここ恒香老餅家の名物と言えば「老婆餅」であり、香港の他のお土産店でもよく見かけるものであるが、ここ恒香老餅家は比べものにならないほどおいしいと評判である。

老婆餅はサクサクのパイ生地の中に甘すぎない冬瓜の餡が入っており、ホロホロと崩れるような独特の食感が人気のお菓子である。一つHKD3.5で販売されており、1週間ほど日持ちがするので、お土産にも最適である。

その他にも一つHKD5のピータン入りパイ「迷称皮蛋酥」、HKD3の中に卵の黄身が入っている「紅荳棋子餅」などがある。またそれぞれ個別包装がされたお土産用の箱詰めのパックも販売されている。赤い派手な色の包装紙がいかにも香港らしいイメージにとてもよくマッチしている。

また本店では朝6時から夜22時まで営業しているので、お土産を購入しやすいのも魅力の一つである。

またお土産としては難しいが「冰皮月餅」といわれるアイス月餅の種類も豊富に揃っており、お土産を購入したついでに香港でしか味わえない独特のお菓子を楽しむのもおすすめである。

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