香港のお土産

「お茶」

香港のお土産の定番といえばお茶であり、スーパーやデパートなどでも購入ができるが、中国茶専門店の方が、その効能や飲み方なども丁寧に教えてくれるので、できれば専門店で購入するのがおすすめである。

特に香港でメジャーなお茶として知られているのが、プーアル茶である。プーアル茶は広東語でボーレイ茶ともよばれ、後発酵とよばれる発酵過程を特徴とする黒茶の一種である。香港では食事の時には欠かせない身近なお茶として、親しまれており、夏バテの予防、解毒、利尿作用、便秘予防などの効果があるとされている。

またプーアル茶には2種類あり、熟茶と生茶があり、前者は甘味が感じられる日本人にも馴染み深いものお茶で、一方生茶は熟成に特徴があり、10年、20年と熟成を経た生茶はその味わいや香りが変化し、よりお茶のコク深さを感じられるものになる。

香港では、お茶の専門店には、プーアル茶はワインと同じように年代別にラベルがずらりと並べられていることが多く、年代が増すごとにその値段も高くなっていく仕組みとなっており、香港ならではのプーアル茶はまさにお土産にも最適である。

またさわやかな白いお茶が印象的で、生産量が少ないことでも知られている寿眉茶（サウメイ茶）は、夏に冷やして飲んでもおいしく味わうことができる。夏バテ防止にも効果があるとされており、女性へのお土産にも最適である。

またリラックス効果やビタミンCが豊富に含まれていることでも知られるジャスミン茶に代表されるような、花茶もお土産におすすめである。花茶はお湯を注いだ時に、花が開花する様子がとてもかわいらしく、リラックス効果もあるといわれている。

香港のお茶専門店では、茶葉だけではなく、茶器などもまるで博物館のように並べられていることも多く、一緒にお茶とセットに購入するのもおすすめである。

日本では湯呑で飲むことが多いお茶であるが、専門の茶器とお茶を購入すれば、まさに香港らしいお土産として喜ばれそうである。

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