ハワイの観光スポット

「潜水艦ボーフィン号博物館(U.S.S.Bowfin Pacific Submarine Museum)」

ワイキキから車で30分ほどのパールハーバーに位置しており、本物の潜水艦の中を観光することができる。この潜水艦は1981年から第二次世界大戦当時のアメリカ・サブマリンの一つとして保存されているものであり、博物館では潜水艦の歴史に関する資料なども多数展示されている。

この博物館は潜水艦ボーフィン号、屋外展示、屋内展示の3部構成になっており、じっくり見れば1時間ほどの所要時間である。

船内には、当時のキッチンや操縦室、寝室などを、実際に見て回ることができるので、当時の様子について詳しく知ることができる。また潜水艦の昔から今に至る歴史的変遷が展示されており、特に初期の弾道ミサイル搭載潜水艦のコントロールパネルはとても迫力がある。

その他忠実に再現された戦艦の模型や旗、痛ましい戦争の写真なども飾られており、日本とハワイの歴史を知る上で貴重な、リアリティのある資料がたくさん収蔵されている。

特に屋外にあるアメリカ潜水艦が使用した本物のミサイルからは、その迫力を感じるとることができる。さらに魚雷発射管は、穴に魚雷を詰めて、敵めがけて発射する特攻兵器として紹介されており、現実では考えられない痛ましい過去の歴史を感じ取ることができる。

船の外側は幾年もの時間が経っていることもあり、かなり傷んでいるところも見られるが、内部は比較的保存状態もよい。その狭い船内からはたくさんの驚きや発見などを感じることができ、戦争を知らない世代でも、その歴史をリアルに感じることができる。

博物館では日本語に対応しているヘッドホンがあるので、英語がわからなくても、十分に船内の様子を理解することができる。入場料は大人10ドル、子供4ドルであるが、4歳以下の子供は入場できないので注意したい。

アリゾナ記念館のすぐそばにあるので、一緒に観光をして、戦争の歴史について知識を深めるのもおすすめである。リゾート地としてのハワイだけではなく、その痛ましい歴史にも目を向けることができる観光スポットである。

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