ハワイの観光スポット

「パールハーバー(Pearl Harbor)」

ワイキキの中心部から約40分の場所にある、第二次世界大戦の真珠湾攻撃の舞台となった場所である。日本人観光客も他の観光スポットと比べると少ない印象ではあるが、日本人として一度は訪れておきたい場所である。

パールハーバーは今では過去の痛ましい戦争はなかったかのような静けがあり、美しいハワイの海が広がっている。しかしここはハワイと日本の歴史について学ぶことができる貴重な歴史的観光スポットとして、潜水艦をはじめといくつかのものが一般公開されている。

このあたりは軍の関係者以外は立ち入り禁止となっているところも多く、一般の人が観光できる主な観光場所は、戦艦アリゾナメモリアル、戦艦ミズーリと潜水艦ボーフィン、パシフィック・アビエーション博物館などである。

海底に沈んでいるアリゾナメモリアルは一番厳粛な印象である。戦艦ミズーリではその壮大なスケールの船を見学することができ、潜水艦ボーフィンは、潜水艦の仕組みや歴史を感じることができる。

アリゾナメモリアルでは、まずビジターセンターにある映画館で当時の真珠湾攻撃の様子や映像をまとめた約20分間の映画を鑑賞するようになっている。非常に痛ましい部分もあるが、非常に冷静な分析をしているところも見受けられ、日本人として非常に考えさせる部分もたくさんある。

メモリアルには戦没者の名前や、窓からは海中の錆びた船の部分も海から透けて見えるので、当時の様子を今に伝えている。また潜水艦ボーフィンでは、潜水艦の歴史や兵器のシステム、潜水艦の模型や写真などが展示されており、潜水艦の詳細について学ぶことができる。

それぞれ個別の入場料となっているが、セット券も販売されており少しお得な価格で見学することができる。またこのあたりは軍用地であり、入口では荷物検査がありセキュリティ上、カメラとお財布以外の持ち込みは禁止となっている。

それ以外の荷物は3ドルを支払ってカバンを預ける仕組みとなっている。リゾート地としてのハワイだけではなく、過去の歴史に目を向ける上で、非常に大切な観光スポットである。

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