フィッシュアイマリンパークは、日本の造船技術を駆使して建造された海中展望塔である。全高は22m、重さはなんと230トンもある。1995年に船ではるばる日本から曳航され、この美しいピティ湾のボム・ホールに設置され、観光スポットとなった。
桟橋を歩きながら時々立ち止って海中を覗くと、白い砂の上には青ヒトデ、サンゴの間にはムラサメモンガラが泳いでいる。エメラルドグリーンからコーラルブルーまで刻々と色が移り変わるサンゴ礁特有の海の色も感動的である。
海中展望塔から72段の螺旋階段を降りたところは、水深10mの海中観察室となっている。24枚の大きな観察窓を通して、360度に広がる海中のパノラマが観光できる。海中展望塔のあるボム・ホールには、200種類以上の魚と様々なサンゴが生息していると言われている。
黄色に輝くチョウチョウウオの仲間、緑色が綺麗なブダイの仲間、俊敏に泳ぐカスミアジ、ゆったりと日陰に群れているオジサンの群れ、トランペットの様な奇妙な形をしたヘラヤガラなどが、すぐ目の前を泳いでいる。
シュノーケリングツアーに申し込んでおくと、桟橋から海に入ってこのカラフルな熱帯魚と泳ぐことができる。ライフジャケット、水中メガネ、シュノーケル、足ヒレは貸し出してくれる。
海に入るとエサとしてイカを渡されるので、これをちぎって撒くと勢い良く魚が集まってくる。魚はここでエサがもらえることを知っているのか、人に慣れていて怖がらずに寄ってくる。水中カメラを持っていくと迫力のある写真が取れるだろう。
イルカウォッチングとのセットの観光ツアーでは、海中展望塔から港までバスで移動して、クルーザーで海へ出る。イルカはクルーザーに併走して泳いだり、好奇心が旺盛。野生のイルカなのであまりジャンプしたりはしないが、それも自然のイルカっぽくて良い。
また、ランチバイキングとセットになってる観光ツアーもある。展望塔の反対側に簡単な施設があり、シャワーを浴びて着替えることができる。バイキングの種類はさほど多くないが、そこそこ美味しい。
タモン地区から1号線を南西へ。「アデラップ岬」を過ぎて2kmほどの右手側(海岸側)に「公園」の入口がある。
これを越えた所にある、海に突き出た桟橋の先端がマリンパークとなっている。
入場料:10ドル
定休日:なし
開館時間:08:00-17:00
HP:http://www.fisheyeguam.com/j_home.php
(2011年現在)
ページトップに戻る
「クルーのおすすめ旅行TOP」>>「グアム旅行編TOP」>>「グアムの観光スポット」へ戻る
Copyright(C)Eternal Saul