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グアムの観光スポット

「横井ケーブのレプリカ」

グアムの観光スポット グアムの地を一躍有名にさせた事件がある。事件という風に表現したが、どちらかと言えば、嬉しい出来事なのかもしれない。その出来事の主人公は横井庄一という人物である。

彼は太平洋戦争中の1944年にグアム島に派遣され、同年8月に上陸した米軍と戦った。日本軍守備隊が壊滅したあと、ジャングルに潜伏し、米軍から身を隠していた。横井氏は1945年の終戦を知らず、米軍に捕まらないようにと考えて人目を避けて洞窟で生活していた。

グアムの観光スポット 今、現在の価値観で言えば米軍や現地人に状況を聞いたり、捕虜になれば良いのに、と考えてしまうだろうが、当時の日本軍人は捕虜になる事は死ぬことよりも恥だったのである。江戸時代から続く死に対する美学がまだ残っていたからこそずっと潜伏生活をしていたのである。

横井氏が潜伏していた場所は今では私有地となっており、観光客が訪れる事は出来なくなっている。話によれば、本物の横井ケーブは大雨により崩れてしまったとのことである。

グアムの観光スポット 本物の変わりにあるのが、横井ケーブのレプリカである。横井氏が潜伏していたケーブが再現されている。また、ここにはグアム歴史館などがあり、古代チャモロ人の生活の様子や、スペイン統治時代の様子、日本軍の切腹などが人形で再現されている。

こういった歴史に関するものだけならまだ良いのだが、今ではここに射的上やコースターなどがあり、半ば商業施設と化しているとの口コミがある。それも海外らしいといえばらしいが・・。

グアムの観光スポット 横井ケーブから見える景色はビーチを連想する事の多いグアムのイメージを一変させる。目の前に広がるのはジャングルであり、ここで28年間も過ごすという事の凄さを感じる事が出来ると思う。

日本人なら是非訪れて、横井氏の生活がどのようなものだったのかを感じるのも良いだろう。

「横井ケーブのレプリカ」の場所

グアムの観光スポット タモン地区からは1号線を南西に行きハガニアへ。ハガニアで4号線に左折し、グアム中部を横断して東海岸に出る。東海岸に出て4号線をさらに南下するとタロフォフォ湾があるが、ここをさらに南下する。

タロフォフォ湾から3kmほどのところで右折すると、ロープウェイ乗り場に出る。

グアムの観光スポット 横井ケーブはタロフォフォフォールズリゾートパーク内にある。タロフォフォの滝からさらに歩いて10分ほど。

タロフォフォフォールズリゾートパーク
入場料:20ドル
定休日:なし
開場時間:09:00-17:30
(2011年現在)

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