サン・ヴィレトス神父記念碑はプレジャーアイランド近く、ホテルロードの中のリーフホテル敷地内にある。
1521年にマゼランがグアム島を発見した後、スペインが正式にグアムの領土権を宣言。
その後、神父ディエゴ・ルイス・デ・サンヴィトレス神父他5名がイエスズ会の布教、およびヨーロッパ文明や交易をこの地に広めるために派遣された。
神父は協会を築き、教養の無い人々に教育を提供したり、キリスト教の教えを説いたり、農耕や牧畜についてさえ教えを施し、地域の住民に献身的に尽くしていた。
グアムを訪れたサン・ヴィトレス神父は、1668年6月にカトリックの教会を初めて築いた最初のヨーロピアンである。
キリスト教の布教に伴い、チャモロ人たちの生活も徐々に西洋化し、教会が彼らの活動の中心拠点となっていった。
当初は順調に見えた布教活動であったが、宣教師達が次第に住民の旧習に干渉するようになってくると住民達から不満の声が上がるようになってきた。
やがて、酋長の娘に勝手に洗礼させたとして、1672年、4月2日、タモンのマタパン大酋長によって殺害された。
その後神父が殉職したその場所に記念碑が建てられた。
その記念碑は、マタパン大酋長の娘を抱え洗礼をしているようすを再現したものとなっている。
神父の来島300年を記念して1968年には同じ敷地内に記念堂も建てられた。
その白い聖堂(シュライン)では毎年1月に神父をまつるフェスタが開催される。
フェスタは隣接する聖ウィリアム協会(別名サン・ヴィレトス協会)で行われる。
協会の入り口にはサン・ヴィレトス神父の像が建っている。
サン・ヴィレトス神父は4年もの間、キリスト教の布教に励み殉職した功績をローマ法王にも認められている為である。
記念碑までのアクセスはバス便があり「アカンタモール前」で下車。
タモン地区のホテルロード沿いにあり、グアム銀行やグアム動物園の近くにある。
散歩がてらに、キリスト教布教の礎となった賢者を偲んでみるのも、グアム観光の良い思い出となるだろう。
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