グアムの観光スポット

「マゼラン上陸記念碑」

歴史上初めて世界一周を遂げた事で有名なマゼランであるが、彼の残した足跡は世界中で記念碑などの形で残っており、ここグアムにもマゼラン上陸記念碑という形で残っている。

ウマタックという人口約900人、家屋数はわずか200戸しかない小さな村の近くにその記念碑はある。小さな村ではあるが、この村の歴史は意外に古く1521年、世界一周の途にあったマゼランはここウマタック湾に寄港したものと考えられている。

その後マゼランはフィリピンにて死亡してしまったが、残された艦隊は世界一周を達成してスペインに戻り、グアムの存在をヨーロッパに伝えた。その後、実に333年にも及ぶスペインの統治が始まるのだが、マゼラン上陸がそのきっかけを作ったとも言えるだろう。

白亜の教会などの統治時代の面影が今なおウマタック村には残っているため、それらに注目して見てみるのも良いだろう。

実際のマゼラン上陸記念碑はそれほど巨大でも無く、別段特別な感じはしない。あれだけ偉大な事を成し遂げたマゼランの記念碑とはどんなものだろうかと心躍らせながら見に行ってしまうと少し肩透かしを食らってしまうかもしれない。

ただ、記念碑のすぐ後ろには海が広がっており、あの時代に艦隊を率いた冒険家のマゼランらしい景色ともいえ、これはこれで味があって良いと思う。

休日に訪れるとそのモニュメントの下で地元の人が昼寝をしていたなんていう報告からも分かるように地元の人にとっては別段特別なものでは、無いようだ。これもまたグアム人の素朴さを感じる事が出来るエピソードであろう。

ここの観光スポットは記念碑自体の物では無くカウタック村の雰囲気や記念碑がたっている入江の美しさ、グアム人の素朴さ、そういった要素込みの場所なのかもしれない。

「マゼラン上陸記念碑」観光の場所

アガット方面からは2号線を南西へ行くと、ウマタック湾に出る。

記念碑と教会はウマタック湾の北側、2号線沿いにある。
橋は湾の一番奥側にかけられている。

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