イナラハン天然プールは、1680年に開村したグアム南東のイナラハン村にある。
スペイン統治時代の面影をそのまま残した町並みとなっている。
天然プールと呼ばれるだけあり、このプールは天然の珊瑚でできた壁で囲まれている。
風や波による浸食、幾多の火山の噴火による溶岩にせき止められてできた、まさに大自然の奇跡から生まれたプールなのである。
天然の珊瑚の壁に囲まれているため、プールの外がかなりの高波であっても、プール内は始終穏やかだ。
水は澄んでおり、様々な熱帯魚が美しくひらひらと泳いでいるのを肉眼で見ることができる。
場所によってはウミヘビやウツボを観察することも可能だ。
シュノーケリングには穴場のスポットとも言えるが、水底は当然砂ではないため、ビーチブーツ着用が安全だろう。
また、場所によって温度も異なるので、プール内を探索して、自分の好きな温度の部分を探すこともできる。
プールの周りはバーベキューができる施設もあり、週末には家族連れで賑わうが、基本的に外国人観光客の数は少ない。
ローカル好きの、観光客にとっては、いわば穴場のスポットというわけだ。
休憩所にはベンチも設置され、トイレやシャワーも完備されている。
特にトイレは広くてきれいなので、混雑していない時には着替えにも利用できる。
平日は全くといってよいほど人気がなく、さびれた田舎町といった感も否めないが、混雑した観光地が苦手な人にはよいだろう。
穴場だけあって、交通の便が悪い。アクセスはレンタカーがおすすめだ。
タモンから50分ほどの距離である。
大きな駐車場もあり、駐車場付近には雑貨屋のようなコンビニもある。
しかし平日は営業していない場合もあるので、あらかじめ持参した方が無難だろう。
近隣には熊岩や、聖ヨセフ協会、ゲフパコパークなどのちょっとした名所もあるので、時間に余裕があるのならば、足を伸ばしてみるもの良いだろう。
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