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モンサンミッシェル

「モンサンミッシェルの歴史」

モンサンミッシェル もともとこの島は先住民のケルト人が信仰する聖地として親しまれている場所であった。708年に隣町アヴランシュのオベール司教が連日夢の中で大天使ミカエル(仏語でサンミッシェル)から「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受け聖堂の設立に至ったものである。

オベール司教が指示通りの場所に小さな聖堂を建て、708年10月16日にモンサンミッシェルは献納され、それ以後聖地として親しまれるようになった場所である。

モンサンミッシェル 8世紀から9世紀ころの時代はフランスでは内紛が続き、モンサンミッシェルも毎年のようにノルマン族のバイキングの脅威に脅かされ略奪などが繰り返されていた。しかしモンサンミッシェルの修道士たちは決してこの島を見捨てることはなく、大天使ミカエルの聖堂の信仰を守り続けた。

その後966年にベネディクト会の修道院が造営されたこときっかけとして、モンサンミッシェルの大造営が開始され、11世紀にはこの地に時の国王が大聖堂と修道院を設立し、12世紀には更に増築がされていった。

モンサンミッシェル 11世紀から12世紀は、キリスト教信仰がヨーロッパ全土で熱心な時代であったため、 たくさんの巡礼者たちが集まってくるようになった。13世紀には、国王から「ラ・メルヴェイユ」とよばれる新しい建物を寄贈され、これは現在の修道院のハイライトというべき建物になってる。

メインはゴシック様式の建築物であるが、ロマネスク様式やノルマン様式など、様々な建物様式が混在している。様々な改増築が長期にわたって行なわれたためたくさんの建築様式が混在し、ほぼ現在のような修道院の形が出来上がったといわれている。

モンサンミッシェル また14世紀に起きた百年戦争の間は要塞としても機能し、更にフランス革命が起きる18世紀末から19世紀後半にかけてのナポレオン時代には牢獄として利用され、モンサンミッシェルは激動の時代を歩んできた。

そして1865年に修道院が再開されてからは、ミサも再開されるようになり、19世紀以降は陸路などの整備も進みフランスで有名な観光地となっていった。1979年には「モンサンミッシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産に登録され、「西洋の脅威」とも称されている。

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