パリの観光スポット

「パリの三大墓地」

パリには有名な墓地が三箇所あり、いずれもフランスの文化や芸術に貢献した著名人たちが静かに眠りについている。墓地といってもジメジメとした暗いイメージではなく明るくさわやかな公園のようなイメージだ。1

実際、日本人の感覚では考えられないがパリでは「墓地で散歩」ということも珍しくは無い。墓石すらも独創的で美しいものが多いので、我々観光客もぜひ一度は訪れてみたい。まずはペール・ラシェーズ墓地である。

ここはパリでも最大の墓地であり、各界の有名人が多く眠っている。芸術家ではショパン・ビゼー・ロッシーニ・モジリアーニなど。文学者ではモリエール・ワイルドなど。また舞踏家のイザドラ・ダンカンなどだ。

歌手のイブモンタン・マリアカラス・ジムモリソンなどの誰もが知っているそうそうたるメンバーである。しかし、この墓地はあまりにも広すぎるので、お目当てのお墓があるのなら入り口付近で地図を購入する事をお勧めする。

次はモンマルトル墓地である。ここにも、ゾラ・ハイネ・デュマ・ドガ・スタンダール・ニジンスキーなどの数々の著名人が眠っている。モンマルトル墓地は入り口付近に区画図がある。

その横には親切にももアルファベッド順で著名人の墓の位置がどの区画にあるかを示してくれている。我々観光客には大変ありがたいサービスである。起伏の多い園内には木々がたくさん生い茂り、深い森に迷い込んだかのような感覚におちいる。

最後にモンパルナス墓地であるが、ここは前述の２箇所の墓地に比べると平坦で開けた立地なので、とても開放的で、墓地というよりも公園といったイメージだ。

ここにはサルトルとヴォーボワール、モーパッサン、シトロエン、セルジュゲンズブールなどが眠っている。観光の合間に、パリの三大墓地で、ごひいきの有名人のお墓参りをしつつ、散歩をして、パリの休日をのんびり楽しんでみるのもアリだろう。

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